武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

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旧ソ連版の忠犬ハチ公物語~日露合作映画『ハチとパルマの物語』(28日公開)

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旧ソ連時代の1977年から2年間、モスクワ国際空港の滑走路で飼い主を待ち続けていたワンちゃんがいてたんですね。

パルマというジャーマン・シェパード。

まさにソ連版の忠犬ハチ公物語~❗

向こうでは有名なエピソードらしいです。

空港に住み着いたパルマとパイロットの孤独な息子との交流、さらに秋田犬のハチ公を生んだ秋田県大館市との関わりを描いたのが日露合作映画『ハチとパルマの物語』です。

非常にオーソドックスな作りですが、飼い主が乗ったのと同じ機種の飛行機が着陸する度にパルマが駆けつける姿には目頭が熱くなりました~😍

ベラルーシの空港では大変な「事件」が起きましたが、空港や鉄道駅はやはりドラマを生み出しますねぇ。

癒されますよ~✌️

3月にロシアで公開され、大ヒット。

日本では28日から全国公開されます(緊急事態宣言下にある都道府県の一部の映画館は日程調整中)。

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。