前夜、フラメンコを満喫したセビーリャの街は燃え盛ってました~!
ところが今朝は一転、おだやかな世界です。
川辺でランニングやウォーキングをする人たち、朝寝をしているおばあちゃん、川でボートを漕いではる人もいてはります。
涼しいです。
気温は22度。
日中は34度になりますが~(^^;)
公園のベンチに座っていたら、小さい子が「ティグレ、ティグレ~」と言って、ぼくの足元を指差してました。
すぐに翻訳アプリで調べると、「虎」でした。
そか、タイガースの靴下を履いていたんや~(笑)
阪神、どうなってるんやろ??
こちらに来て、落ち込むのがイヤやから(笑)、阪神情報をいっさい遮断してますねん~
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
このあと、セビーリャのバス・ステーションからバスで西方のウェルバへ向かいました。
所用時間が1時間15分。
アンダルシアの西端にあり、ポルトガルまで50キロの位置。
どことなくポルトガル南部のアルガルヴェ地方と似ており、ポルトガル語を解する人が結構、多いらしいです。
あいさつは、「おはよう」が「ブエノス・ディアス」ではなく、「ボン・ディア」とポルトガル語を使ってはります。
ウェルバは『地球の歩き方』には載っていません。
なぜなら、全く観光地ではないから~(笑)(笑)
前日のセビーリャとえらい違い。
典型的な地方都市です。
こういうところに来ると、ほんまにホッとします~(^_-)-☆
宿は予約しておらず、バス・ステーションのインフォメーションの女性スタッフに「この近所にごく普通のホテル、ありませんか」と訊くと、「この街には普通のホテルしかありませんねん」と(笑)。
そうなんや~!
信じられんくらいコスパのいいホテルを教えてもらいました~(^_-)-☆
日本円でざっと3000円~!
アンダルシアでの宿探しは楽勝です。
ウェルバは観光地ではないとはいえ、コロンブスがアメリカ大陸を目指した時に出港した地なんです。
知ってはりましたか??
それをもっとセールスポイントにしたらええのに……。
コロンブスの銅像の前にも観光客がいなかった~。
しかも、月曜日の今日は会社とお店(バール以外)が休みなので、街中はゴーストタウンと化してました。
取材のアポを入れておいた博物館もやっぱり休館日。
わっ、どないしよ~((+_+))
スマホを見ると、数日前に「貴殿が来られる日は博物館が休みの日なので、翌日の午前中に来られたし」と英文でメッセージが届いてました。
今ごろ気づいてますわ~(笑)
お互い、この日が休館日であるのをすっかり忘れていたとは……。
何かええ加減で、心地が良いです(何のこっちゃ~)。
で、今日は時間がたっぷりでき、ウェルバの街を散策。
観光とは無縁とは言いながら、観光案内所がありました。
そこへ行くと、ガラーンとしており、暇そうにしていたスタッフのお兄さんがびっくりして、「何で遠方の東洋人がはるばるここに来はったん?」といった表情で応対~(笑)。
いろいろ教えともらったのですが、オディエル川に向かって湾曲して伸びている三層の桟橋は非常に興味深かった。
かつて鉄鉱石を船に積み込むために造られたものです。
猛烈な風に吹かれ、足を踏ん張って、その桟橋の先端まで行くと、案の定、例の「病気」が再発してきました~。
わかりますよね?(笑)
これがアンダルシアでの最後の雄叫びになると思い、最大級で絶叫~!!!!
「イェーツ~!!」
顎が外れるかと思った~(笑)
夜はバールを2軒ハシゴし、お腹いっぱい大満足。
よくよく考えると、今回の旅では、一度もレストランに入っていないし、スーパーでワインと惣菜を買ってホテルの部屋で食べるのもしなかった。
それは、ひとえにバールのタパスが安くて美味いからです~!!
これぞ食文化の極みですね~(^_-)-☆
2軒目のバールのおばちゃん、ツーショット写真で何とも素敵な笑顔を浮かべてくれました。
グラシアス~!
この店、ロト(賭けるクジ)の窓口になっていました。
ロトを求めて、ひっきりなしに訪れる人を亭主さんが見事にさばいてはりました。
ほろ酔い気分でホテルに戻り、カバンの中をがさがさ調べていたら、クッキーが出てきました。
何気に袋を開け、中身を見ずに口の中に放り込むと、異様な匂い~。
噛むと、にゅるりと。
わっ、せっけんやった~!!
いっぺんに酔いが醒めました~(>_<)