武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

ケルト スペインひとり旅(2016年9月)

スペインひとり旅(11)

投稿日:

今朝、ブルゴスの博物館へ直行。

「ケルト・イベリア」の展示を見たあと、アポなしで学芸員の方(中年女性)に取材を申し込んだら、快く応じてくれはりまして、新たな知見を得ることができました~(^-^)v

強烈なスペイン語訛りの英語で難儀しましたが、「飛び込み営業」、大成功~(笑)

その後、世界遺産に登録されているブルゴス大聖堂へ。

ごっつうデカイです~!!

 

img_8399

img_8369

内部は荘厳な佇まい。

dsc_0100

実はスペインに来てずっと肌身で感じていたことがありました。

それはカトリシズムの強さです。

ポルトガル、イタリア、フランス、アイルランドなどヨーロッパの他のカトリック国に比べて、かなり強く感じられます。

カトリックの総本山バチカンがあるイタリアよりも~!!

教会で礼拝する人たちを見ても、濃密に伝わってきます。

それは711年~1492年(781年間)、イスラム教徒に支配された歴史が大きく影響しているように思えてなりません。

お隣のポルトガルも同じ歴史を歩みましたが、国民性の違いでしょうか、スペイン人の方がより熱く、かつ激しくカトリシズムを守ろうとしている、そんなふうに感じられます。

先日、バルでビールを飲みながら、英字新聞に目を通していると、非常に興味深いコラムがありました。

ISのようなイスラム原理主義者はスペインに「復讐」の矛先を向けているのではないかと。

つまり、キリスト教徒によるレコンキスタ(国土回復運動)でイベリア半島から追放されたことに怨みを持っているのだと。

600年以上前のことなので、まさかと思ってしまいますが、「南部アンダルシアはイスラム原理主義者が奪還を企てている」と明言してありました。

それなら、十字軍に遠征隊を出した国はことごとくターゲットになっちゃいますよね~(^o^;)

一般のスペイン人はそこまで意識していないでしょう。

現に、少数ながらムスリム(イスラム教徒)の人たちが暮らしており、今のところこれといったトラブルもなく共存してはりますから。

dsc_0102

 

dsc_0101

カトリシズムの濃厚な空気が充満する大聖堂の中で、レコンキスタの英雄エル・シッド(映画化作品もありましたね)の肖像画とお墓を見て、スペインの宗教事実について考えさせられました。

-ケルト, スペインひとり旅(2016年9月),

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

湖北へプチ旅行~(^_-)-☆

湖北へプチ旅行~(^_-)-☆

23、24日、梅雨の悪天候を承知で、ちょっと気分転換にぶらりと近江の湖北へプチ旅行をしてきました。 大阪駅からJR新快速で長浜に到着後、雰囲気のある蕎麦屋さんで美味な蕎麦をいただきました。 焼き鯖寿司 …

アイルランド、「ケルト」の神話

アイルランド、「ケルト」の神話

京都のアイリッシュ・パブを経営する知人から、小学生向けになにかアイルランドの物語を書いてほしいと依頼があり、以下のような原稿を執筆しました。少し長いかもしれませんが……。写真はアイルランド西部の観光地 …

女神セクアナの加護でパリ五輪の開幕式~(^_-)-☆

女神セクアナの加護でパリ五輪の開幕式~(^_-)-☆

日本時間で27日午前2時半、いよいよパリ五輪が開幕されます。 開会式の主舞台が、パリ市中を流れるセーヌ川というので話題になっていますね。 そのセーヌ川、古代ケルト(ガリア)の女神セクアナの名から取られ …

バルト3国レポート~(3)

バルト3国レポート~(3)

あまりの蒸し暑さに夏バテ状態になったり、ベルリンで開催中の世界陸上をTV観戦したり、異常に多い映画の試写をこなしていったり、依頼原稿の取材で京都へ出向いたり……。いろんな事情があって、まったくブログを …

バルト3国レポート(9)~

バルト3国レポート(9)~

きのうに続き、バルト旅行のレポートです。 翌朝(7月23日)、ホテルの前からバスに乗り、北へ約3キロの旧軍港地区(カロスタ)へ向いました。バンを改良したミニバスで、10人も乗ればぎっしり満席。乗客はみ …

プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。