武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

ケルト スペインひとり旅(2016年9月)

スペインひとり旅(6)

投稿日:

念願の地にやっと来れました~!!

ヌマンティア(Numantia)。

ソリア(Soria)の北7キロに位置しています。

スペイン全土から言えば、中東部で、メセタ(中央台地)の東端辺り。

ソリアからバスの便がありません~(>_<)

さすがに今日は歩きではなく、タクシーを利用しました(笑)

img_8205

 

img_8207ヌマンティアはローマに支配されつつあったイベリア半島で、一番最後までケルト・イベリア人が抵抗した地です。

ヨーロッパで屈指の規模を誇る丘の上の要塞都市(オッピドゥム)でもあります。

dsc_0064

紀元前134年、丘の住人たちは強大なローマ軍に8か月間、包囲された末、降伏・服従するより、徹底抗戦→自滅の道を選びました。

それゆえ、スペインでは、「ヌマンティア」の言葉が抵抗の象徴となり、内戦時でも頻繁に使われたそうです。

今やヌマンティアは、ほとんど支配者ローマの遺跡しか残っていませんが、それでもこの地に立つと、ケルト・イベリア人の切なきまでの息吹きが感じられ、ジーンと震えてしまうのです。

もちろん昼間のバル巡りによるほろ酔いも吹き飛びましたよ~(^-^)v

img_8231

 

img_8212

dsc_0059

今回、スペインに来たのは、この丘に足を踏みしめることだったので、言葉で言い尽くせぬほどうれしいです~\(^^)/

目標達成~!!!!

自分用の土産に、「ケルト」のシンボル・デザイン、三つ巴の「トリスケル」が描かれたTシャツを購入しました。

満足、満足~\(^^)/

dsc_0067

 

興奮しすぎて、記念撮影するのをすっかり忘れていました~(>_<)

気持ちの昂りを抑えるため夜、街へ繰り出すつもりでしたが、宿(Hostal)でテレビをつけると、『ゴッドファーザー・パート2』を放映中。

アル・パチーノがスペイン語で喋っていおうが関係なく、ウイスキーをちびちびやりながらつい見いってしまい……(^o^;)

やはり傑作ですね、この映画。

何か変なオチですんません~m(__)m

-ケルト, スペインひとり旅(2016年9月),

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

夢に出てくるケルト十字架

夢に出てくるケルト十字架

今日、1月10日は本戎。えべっさんです。今宮戎や西宮戎などはえらい人出やと思います。お参りに行こうかなと思いましたが、冷気に負けてあっさり止めました。昨年も邪魔臭くなって行けずじまいでした。 えべっさ …

映画の地を訪ねて(4)フィンランド・ヘルシンキ~『かもめ食堂』

映画の地を訪ねて(4)フィンランド・ヘルシンキ~『かもめ食堂』

透明感のある淡彩な街……。 エストニアの首都タリンから乗船した高速フェリーが、フィンランドの首都ヘルシンキに近づいたとき、船上からぼくが目にした街の印象は非常に爽やかなものだった。 北欧の夏の陽光がと …

「ケルト」講座のインタビュー動画

「ケルト」講座のインタビュー動画

「ケルト」に関して、ぼくの無料動画インタビューがアップされていますよ。 真夏に東京へ出向き、企画会社「51コラボレーション」で収録したものです。 今、改めて見ると、気恥ずかしいな~😅 …

ドイツ「ケルト」紀行(7)

ドイツ「ケルト」紀行(7)

ちょっと寄り道しました   ドイツからフランスに入り、アルザス地方のストラスブールへ。   本場アルザス・ワインを堪能したいからというのもありますが(笑)、当地にあるケルト関連スポ …

『スコットランドはこんな国』 15日と22日 at毎日文化センター

『スコットランドはこんな国』 15日と22日 at毎日文化センター

以前にもお知らせしましたが、毎日文化センターのスタッフからどんどん告知してくださいとプッシュされましたので……(^^;)   平日の昼間なので、興味があっても、働いている人は来れないですよね …

プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。