この立ち姿、ほんに粋(すい)で華がありますなぁ。
大阪で生まれ育ち、大阪を拠点に独自の芸風を磨いた初世中村鴈治郎(1860~1935年)。
その当たり役、紙屋治兵衛に扮した有名な舞台写真です。
イケメンでそこはかとなく品があり、一世を風靡した希代の歌舞伎役者。
「亡くなりはったとき、号外が出て、そらえらい騒ぎやった」
追っかけをしていたという亡き祖母の言葉が忘れられません。
今年は道頓堀開削400年、その芝居町で活躍したこの役者の没後80年。
それを記念した特別企画を大阪歴史博物館で観てきました。
映画黎明期の明治33年(1900)年に撮られた『鳰(にお)の浮巣』で、鴈治郎はん、イチビッてひょうきんな役を演じてはりました~(^_-)-☆
リアルタイムで舞台を観たかったなぁ~。