武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

四国の観音寺に行ってきました

投稿日:2011年4月30日 更新日:

ゴールデン・ウィークの2日目。
半ば衝動的に四国は香川・観音寺市へ日帰り旅行をしてきました。
映画化もされた『青春デンデケデケデケ』の舞台をこの目で見たかったからです。
読売新聞で随時、連載している『映画の地を歩く』の取材も兼ねてですが。
1965年、ベンチャーズのエレキギターに「電気的啓示」を受けた高校生たちがバンドを結成する物語。
観音寺出身の作家、芦原すなおさんの自伝的なストーリーです。
それを92年、こだわりの演出を貫く大林宣彦監督の手で青春グラフィティーとして映像に甦りました。
かなり面白い映画でした。
主人公はぼくより5歳年上の団塊の世代。
やや(かなり?)価値観の違いがあるのですが、エレキギターの洗礼を受けたことに関しては大いに賛同できます。
今、ギターにはまっていますしね。
そんな事情もあって、観音寺に遠出したわけです。
観音寺(1)
今日は美味な讃岐うどんを食べ、観光案内所で借りたレンタサイクルでロケ地を巡ってきました。
好天の下、穏やかな瀬戸内の潮風にあたり、快適にペダルをこぎ、幸福感を満喫できました。
観音寺(2)
映画にも映っていた巨大な砂の「寛永通宝」(銭形)も目にすることができたし。
ずっと風邪気味だったのですが、いっぺんに治りました!!
心の洗濯ができた素敵な1日でした。
詳しい内容は、後日、紙面で書かせていただきます。

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プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。