武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

大阪

深まりゆく秋の風物詩、大阪ヨーロッパ映画祭~

投稿日:2010年11月11日 更新日:

ヨーロッパ映画祭
大阪ヨーロッパ映画祭のハイライト「最新映画初上映・特別上映」が18日~23日、大阪・肥後橋のイシハラホールで開催されます。
気がつけば、今年で17回目。
秋の恒例イベントとして、すっかり大阪に定着してきた感がありますが、その割にはメディアでの露出度が低いですね。
在阪のマスコミはもっと注目してもいいのではないでしょうか。
ぼくが読売新聞の映画記者のとき、大阪からの新たなる文化発信ということで、第1回目の開催を文化欄で大きく取り上げたのを覚えています。
まぁ、毎年のことだからニュース性が低くなるのは止む終えないかもしれないけれど……。
ハリウッドの大味な娯楽作とは異なり、ヨーロッパ映画らしい滋味深い作品が毎年、上映されています。
社会や人生を考えさせる映画が多いですね。
しかも日本公開が予定されておらず、この映画祭でしか観られないものもあります。
ケルズ
今年はアイルランドのアニメ『ブレンダンとケルズの秘密』(2009年)、ギリシャ=キプロス合作のコメディー『テラシア島のおまわりさん』(2009年)、ポルトガルのラブロマンス『美女とパパラッチ』(2010年)などは気になる作品です。
その他関連イベントが、イシハラホール以外でも開催されます。
ヨーロッパの「今」を知るためにも、この映画祭は絶好の機会だと思います。

-大阪

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。