武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

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禅居庵×FOIL、味のある美術展

投稿日:2010年5月1日 更新日:

京都五山のひとつ大本山建仁寺の塔頭、禅居庵で興味深い美術展が開かれています。
『いま、断てへんやつは立たれへん展』という何ともけったいなネーミングの展示会です。
ところで、建仁寺ってどこにあるのかご存知ですか?
祇園の南側にあります。
ぼくが新米記者時代、読売新聞京都支局で走り回っていたころ、このお寺の池(法水池)にゴミが投げ込まれ、異常な状況になっていることを記事にしました。
その記事を見つけました!
建仁寺記事
昭和54年8月18日付けの紙面です。
わ~っ、31年前~!! 24歳の時です。
京都版にしか載りませんでしたが、独自ネタで大きな扱いとあって、地元の京都新聞が後追いし、ちょっぴり誇らし気になりました。
もちろん記事が出てから、ゴミの不法投棄はピタリと止みました。
そんな思い出深い建仁寺の禅居庵に入ると、写真家の川内倫子さん、梶井照陰さん、あの独特な作風で知られる画家・彫刻家の奈良美智さんらの作品が、畳の間にぴったりフィットしてぼくを迎えてくれました。
きのうのコンパで少し二日酔い気味のぼくにはカンフル剤になったようで、写真や絵画に囲まれているうち、自然と温顔になっている自分に気づきました。
このイベントを企画したのが東京にあるフォイルという出版社です。
その出版社に勤める教え子の大谷幸恵さん(2006年卒業のゼミ3期生)、さっちんから「京都で面白い展示会をしますので、ぜひ来てください~」と声をかけられ、初日のきょう、喜び勇んで“上洛”したというわけです。
本の販売コーナでちょこんと座っているさっちんは元気そのものでした。
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社会に出てから紆余曲折があって、今の職場にたどり着いたのですが、自分の好きな世界で思う存分、働いているのだから、顔が輝いていて当然です。
彼女とあれこれと喋っているうち、二日酔いが完全に治りました~!!
この展示会はお勧めです。5日まで。
蛇足ですが、きょうも阪神がGを破り、これで4連勝~!!
明日、甲子園に行きます。ルンルン~♪♪

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。