武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

シチリア+マルタひとり旅(2023年4月9日~21日)

(11日目)シチリア+マルタひとり旅

投稿日:2023年4月24日 更新日:

マルタ最後の日。

午前中、公営バスを利用し、観光客の多いヴァレッタを抜け出し、近郊の町へちょっと遠出しました(ぼくも観光客ですが~)。

うだうだと詳しいことは書きません。

画像をご覧ください。

朝。ホテルのベランダからの眺望

これは絵葉書です(ヴァレッタ)

マルタに寄港していたイタリアの軍艦

クルーザーに掲げられたイギリスのマン等の旗。一瞬、ときめいた!

日向ぼっこしているお年寄り

街の洋服屋さん。日本ではめっきり見られなくなりました

よろず屋さん。コンビニはありません

これもよろず屋さん

肉屋さん。小売店が主です。

小舟が路地に……???

家に飾られていました

街の郵便局。特定郵便局?

「あんた、謝りィな」
「なんでやのん。うち、なんも悪い事してへんで」
「舌、抜いたろか」
大声でこんな口喧嘩をしているように思えた2人のおばちゃん

ジャックダニエルを運ぶトラックの側面の広告

上から大きなボールを転がしたい~という欲求が生まれました(笑)

おばあちゃんのうしろ姿に哀愁が……

歩きすぎて、ウォーキングシューズがぼろぼろになってきました

南仏マルセイユの旧港とそっくり!!

1つだけ記しておきます。

マルタ人は、マルタ語、英語、イタリア語の3ヶ国語を話してはります。

1964年にイギリスから独立するまで、マルタ語とイタリア語が公用語だったそうですが、英語の重要性が高まってきたことから、英語が公用語になり、イタリア語が蹴落とされたとか~(笑)

マルタ語は、アラビア語の一種で、独特な響きがありますね。

さぁ、そろそろローマ行きの飛行機に搭乗します。

マルタ空港のロビーで、ピアノでカッコ良くジャズを弾きこなした青年

この飛行機でローマへ

マルタを去ります。

グッバイ・マルタ~!

   ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

夕方、ローマ空港に着きました。

1時間20分のフライト。

実は、マルタの空港に着いた時、ローマの宿屋を予約していなかったことに気付き、ネットで予約しようと思ったんですが、邪魔くさくなり、止めました(笑)。

ローマのテルミニ駅周辺にはわんさとホテルがあるので、飛び込みで泊まれますからね。

これがいつものスタイル。

ローマは3回目です。

前回は、2007年、拙著『イタリア「ケルト」紀行~キサルピナを歩く』(彩流社)の取材で、1か月がかりで北イタリアに点在する古代ケルトの関連スポットを巡り、最終地がローマでした。

もちろん嫁さんと同伴。

その時は、駅の北側のホテルに投宿したので、今回は南側にしようと思い、ある建物の入り口を覗くと、ホテルの看板がいくつもありました。

ホテルがいくつも……

これは迷うなぁ。

「どれにしようかな、プッとこいて、プッとこいて、プッ、プッ、プッ」

よっしゃ、このホテルや~!

えっ、5階にあるんかいな。

エレベーターで上がり、受付のお兄ちゃんに訊くと、案の定、空室がありました。

そのお兄ちゃんの愛想の良さにほだされ、チェックインしたら、ホテルとは名ばかりで、テレビがなく、異常に小さなシャワー室で、簡素なベッドあるだけの狭い木賃宿っぽい部屋でした(笑)

こんな部屋でした

まぁ、一泊素泊まりなので、ノープロブレム。

こういうのん免疫ができてますねん、ハハハ(笑)

それにしては、宿賃約9,000円は高いなぁ。

まぁ、大都会のローマやから、シャアないか。

   ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

旅の最後となる晩御飯は、宿屋近くのレストランで魚料理にしました。

カジキマグロのステーキ+サラダ+白ワイン。

このステーキ、ボリュームがありそうですが、すごく薄っぺらいです(笑)

この魚、見た目はすごく美味しそうに見えますが、ほとんど味がなかった。

そこで、塩コショウ、バルサミコ酢、オリーブオイルを使って、自分で勝手に味付けしたら、美味しくいただけました。

でも、店主のおっちゃん、イヤな顔をしとったな(笑)

ワインは、シチリアとマルタで深みのある超美味な代物を口にしてきたので、どうにも水っぽく感じられました。

ローマの食べ物とは相性が合わんのかな~

そんなこんなで、11日目を終えました。

-シチリア+マルタひとり旅(2023年4月9日~21日)

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。