以前、少しお知らせしましたが……。
ぼくの初小説『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』が今月末に発売されます。
23冊目の著作で、67歳にして小説家デビューです~😁(笑)
初めて筆名(東龍造=ひがしりゅうぞう)を使いました。
名前の由来は、うふふ~😆
版元は幻戯(げんき)書房という出版社。
おそらく聞いたことのない出版社だと思いますが、小説『男たちの大和』で知られる歌人で作家の亡き辺見じゅんさん(実兄が角川春樹氏)が創設した出版社で、「紙の本」の力を信じ、文芸書を中心に地道に本づくりに取り組んでいます。
同書は、125年前の明治29(1896)年から翌年にかけて大阪を舞台に、アメリカ・エジソン社の映写機ヴァイタスコープを個人輸入した心斎橋の舶来品雑貨商、荒木和一の動きを追ったものです。
このことは拙著『大阪「映画」事始め』(彩流社、2016年10月発行)の第一章で記載した内容ですが、非常にドラマチックな展開とあって、「これだけで済ませておくのはもったいない」というご意見を多数寄せられ、ならば、事実から着想を得た評伝風小説として世に出そうと決意。
改めて調査・取材に着手し、推敲に推敲を重ね、また何度も書き直しもして、4年がかりでようやく陽の目を見ることができました。
それだけに、すごく愛おしいです~😍😍
映画がいかにして日本に導入されたのか、そのプロセスもよくわかっていただけると思います。
出版記念トークイベントも企画されておりまして、詳細が分かれば、告知させていただきます~✌️