明治期の作家ラフカディオ・ハーンこと、小泉八雲のひ孫さんで、民俗学者の小泉凡さんの公開講座『小泉八雲と「怪談(KWAIDAN)」~見えないものへのまなざし』が本日、朝日カルチャーセンター中之島教室で開催されました。
凡さんとは、「ケルト」を介して、何十年来のご縁で、本日、久しぶりに再会できました。
ひいお祖父さんの研究では第一人者とあって、講演は非常に興味深いものでした。
◎八雲が松江で体験したコレラ禍で、学校でクラスターが発生しても、生徒たちがパニックを起こさなかった。
◎社会不安があると、妖怪がブームになる。
◎感染症も妖怪も目に見えないものに対する人間の恐怖心の歴史で、共に人間の力の限界を教える。
◎ゆえに⇒「人間中心主義」の反省、人間の謙虚さと優しさを回復すべし。
2時間みっちり、有益な話をいろいろ聞かせてもらいました
凡さんを招聘したのは、朝日カルチャーの有能なスタッフ、小寺千絵さん。
長きにわたるぼくの「ケルト」講座を立案してくれはったお人です。
「ケルト」紀行シリーズの本が上梓されるたびに、カルチャーで公開講座を開いてくれはりました。
今までどれほど企画してくれはったことか。
千里⇒川西⇒芦屋⇒中之島の各教室での「ケルト」講座はどれも盛況で、すごく話し甲斐がありました。
しかも拙著の販売まご協力いただき……。
感謝しています。
小寺さん、最後の担当講座が凡さんで締めてくれはって、ホンマ、嬉しかったです
お疲れさまでした!!