武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

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1日早い「バーンズ・ナイト」を楽しみました~(*^o^*)

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今日、1月25日はスコットランドの国民的詩人、ロバート・バーンズ(Robert Burns:1759〜96年)の生誕日で、彼を称える「バーンズ・ナイト(Burns Night)」。

1日早い昨日の昼下がり、日本スコットランド交流協会(JSA)関西支部主催の『JSA・スコティッシュパブを楽しむ会』の第2回として、「バーンズ・ナイトを楽しもう!」というイベントが開かれ、参加してきました。

会場は鶴橋にある本格的英国パブ「ザ・ドッグハウス・イン(THE DOGHOUSE INN)」。

ここは初めて訪れましたが、店内の雰囲気だけでなく、トイレの便器から水洗の鎖まですべてイギリスのパブ丸出しでした。

鶴橋にこんな店があったとは……。

店の主が、ブルドッグのヘンリー3世君。

ユニオンジャックの旗の上にドカーンと座り、来客者を歓待してくれていました。

バグパイプの生演奏が流れる中、参加者の面々がウイスキーのグラスを片手にスコットランドの郷土料理ハギス(Haggis)に舌鼓を打ちました。

これがハギスを食べる正統な流儀です。

羊の臓物を煮込んだ料理で、昨日は店主さんが朝から調理していたという手作りの品。

シングルモルト・ウイスキー(カリラ)をベースにした、オリジナルの「ウイスキー・ソース」を注いでいただくと、香りが際立ち、もう最高でした〜

ご当地のスコットランドでは、参加者は正装のキルトに身を包んでセレモニーに臨みます。

だから、厳粛な儀式なんですね。

ハギスにナイフを入れる前に、バーンズの詩『ハギスに捧げる詩(Adress to a Haggis)』を朗読するのが、いわばクライマックスなんですが、昨日はなぜか、正装とはほど遠い、カジュアル姿丸出しのぼくに朗読の大役が回ってきました。

無茶ブリですがな~(笑)

本来は5分以上にもおよぶ長編詩ですが、抜粋した日本語訳を読みました。

こんな詩です。

「おぉ、おまえのその正直で丸々とした顔!

まさに腸詰めのリーダー!

ナイフを整え、おまえの姿を丁寧に見る

そして、その豊かな原を切り裂けば、中から輝く内蔵があふれ出す

なんという芳醇な香り、なんという湯気!

スコットランドを慈しむ神よ、

我らが求めているのは、ほかでもない

熱々のハギスに乾杯!」

そして、「スランジバー(乾杯)!!」とウイスキーのグラスをかざすのです。

そのウイスキーがブレンデッドのカティーサーク(Cutty Sark)。

この長編詩に、魔女ナニーが短い下着姿(カティーサーク)で踊る様子が描かれているので、このウイスキーになったみたいです。

そんなこんなで、ハギスとビール+ウイスキーを満喫しながら、参加者と和やかな歓談があり、最後にバーンズ作詞の『Auld lang syne(蛍の光)』を全員で歌ってお開きとなりました。

あゝ、何とも素敵なひと時を過ごせました。

バーンズにスランジバー〜!!

近くのバーでの二次会も、また楽しかったです。

来年の「バーンズ・ナイト」は正装して詩を朗読してください~とプレッシャーをかけられています(笑)

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。