ちょうど100年前の今日(1914年6月28日)、バルカン半島のサラエヴォでオーストリア皇太子がセルビア人青年に射殺されました。
いわゆる、サラエヴォ事件です。
その1か月後、第一次世界大戦が勃発しました。
主戦場が遥か遠い欧州の地とあってか、日本人には「忘れられた戦争」です。
しかし深く関わっています。
日英同盟によって、イギリスと敵対するドイツといきなり交戦することになったからです。
ドイツの中国での租借地、青島を攻略し、さらにイギリス地中海艦隊の拠点マルタ島を防衛するため、軍艦を派遣しました。
日本にとっては降ってわいたような戦争……。
当時と現在では世界情勢が大きく異なりますが、集団的自衛権について考えさせられます。
第一次大戦のことを鑑みると、7月1日の閣議で通過するであろう政府の決定に強い懸念を抱いています。