武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

映画

見せるアニメ『ブレンダンとケルズの秘密』~大阪ヨーロッパ映画祭

投稿日:2010年11月21日 更新日:

ケルズ
ケルズの書--。
言わずと知れた「アイルランドの至宝」といわれるキリスト教の福音書です。
渦巻き文様、組みひも文様、螺旋などを駆使した、これぞケルト美術のエッセンスというべき精緻極まる装飾が施されています。
首都ダブリンのトリニティ・カレッジの図書館に展示されているので、じかに見た人も少なくないかもしれませんね。
北欧からやって来たバイキングの脅威にさらされていた8世紀、アイルランド中東部のケルズ修道院で作られたと言われています。
その誕生の秘密を独自に解釈した長編アニメ『ブレンダンとケルズの秘密』がきょう、大阪・肥後橋のイシハラホールで開催中の第17回大阪ヨーロッパ映画祭で上映されました。
独創性あふれる映像と奇抜な発想力に基づいた内容にぼくは感動すら覚え、銀幕に眼が釘付けに。
非常に中身の濃いアニメだと思いました。
昨年のアカデミー賞長編アニメーション部門でノミネートされた作品なんです。
監督・脚本のトム・ムーアさんがアイルランドからゲストで招かれ、上映後、観客との間で質疑応答がありました。
トムムーア
「ケルズの書にまつわるいろんな伝説や歴史を踏まえ、完全にオリジナル・ストーリーとして構築しました。こういう内容のアニメはアイルランドでは初めてです。これからもヨーロッパを拠点に制作していきます」
アニメに対するムーアさんの熱意が会場を包み込みました。
Tシャツ姿がよかった。
一番好きな映画は、宮崎アニメの『トトロ』で、「ジブリ・ミュージアムを見学するのが楽しみ、楽しみ~♪」と笑みをこぼしていました。

-映画

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

明けましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます! 今年も、これまでと同じように「好きの力」を生かし、前向きに歩んでいこうと思っています。 元旦からさっそく仕事でした。 湊町のFM大阪まで歩いて行き、深夜番組『「なにわ …

『凪の憂鬱』……こんな〈大阪映画〉が6月3日から公開~(^_-)-☆

『凪の憂鬱』……こんな〈大阪映画〉が6月3日から公開~(^_-)-☆

ホンワカとした〈大阪映画〉が誕生しました! 『凪の憂鬱』――。 凪とは、大阪出身の女優、辻凪子が扮するヒロインの名前です。 タイトルから暗い映画をイメージしそうですが、契約社員の彼女が有給休暇の日々を …

2013年映画ベストテン、外国映画の発表~♪♪

2013年映画ベストテン、外国映画の発表~♪♪

こんな感じです。 製作国がアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、ルクセンブルク、アイルランド。 ドイツが大健闘しました~\(^o^)/ 常連の中国、韓国映画が入っていないのが寂しいです。 〈外国映画〉 …

愛の賛歌~♪♪ 『アンコール!!』

愛の賛歌~♪♪ 『アンコール!!』

感動的な音楽映画が公開されています。   『アンコール!!』   もう一度、観たいです。        ☆     ☆     ☆     ☆     ☆ 著名なミュージ …

研ぎ澄まされた感性で青春を綴った日本映画『ほとりの朔子』

研ぎ澄まされた感性で青春を綴った日本映画『ほとりの朔子』

Facebookにすでに投稿しましたが……。 先週はずっとバタバタ状態で、頭も眼も疲れが限界に達していました。 で、15日の土曜日、気分転換に大阪・九条のシネ・ヌーヴォまでチャリを飛ばし、試写で見損ね …

プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。