武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

お酒

消えた〈幻のリキュール〉~??

投稿日:2009年4月15日 更新日:

「あれっ?? おかしいなぁ……」
昨夜、洋酒の所蔵ダナを調べたら、ないんですよ! 〈幻のリキュール〉が……。いったいどこに消えたのか~? だれかにプレゼントしたのかな~? あるいはぼくが飲んでしまったのか~? まったく記憶に残っていないんです。
レリナ(LERINA)という銘柄。淡い黄色がかったハーブ系のリキュール。どことなく薬っぽく、得も言われぬほろ甘さが特徴です。嫌味のない風味でした。日本では絶対、手に入らない超レアな代物。だから写真に収めたほどです。
幻のリキュール
2001年夏、中央ヨーロッパ「ケルト」紀行の取材を終え、南フランスのカンヌに立ち寄りました。そう、映画祭で有名な地中海屈指のリゾート地です。シーズンとあって、ビーチはバカンス客であふれ返っており、それはそれは華やいでいました。
カンヌに来たのは、映画祭のメーン会場(パレ・デ・フェスティヴァル・エ・デ・コングレ)をこの眼でしかと見たかったからですが、じつはこのリキュールをゲットするのも目的でした。
それは沖に浮かぶサン・トノラ島のレランス修道院でつくられています。なんでも5世紀に修道院を創設した聖オノラトゥスの時代から伝わる秘法にもとづいて、修道士たちが連綿と造りつづけてきたとか。だからこの島でしか入手できません。
修道院
お酒のためならどこへでも行きまっせ~♪ ぼくはボートに乗ってサン・トノラ島へ渡りました。存外に大きな修道院でした。島内は聖域。厳かな空気が漂い、静寂が保たれていました。大声を出そうものなら、たちどころに追放されそうです。
そんな修道院の売店でレリナを見つけました~!! 緑と黄色の2種類あり、それぞれ1本ずつ買い求め、ルンルン気分で帰国~♪ もちろん抱きかかえて~!
緑の方はボビーズ・バーのマスター、千頭さんにプレゼントし、いたく感動されました。そして黄色の方を自分用にし、少し味見をしただけで、その後、記憶の糸がプツンと切れているんです。ほんまに消えてしまった~としか言いようがありません。
こんな経験、ありますか~? お酒の神さんディオニソス(バッカス)か、お酒好きの妖精クルラホーンが持ち去ったのではないかと真剣に考えています。

-お酒

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プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。