「侍ジャパン」。だれがネーミングしたのか知らないけれど、(憎っくき)巨人の原監督が指揮をとっていることもあり、WBCにはそれほど関心がありませんでした。それがきのう(2月24日)、京セラドーム大阪でオーストラリアとの強化試合を観る機会に恵まれ、日本代表チームが圧勝し、存外に元気をもらいました。
冷静に考えると、すごいメンバーです。先発のダルビッシュがちょっと誤算だったけれど、攻守にわたりめちゃ強いと実感しました。ひょっとしたら本番で2連覇達成するかも~と期待を抱かせました。
「日本、なかなかやるやん~!」
気分よくビールをすすりながら、時おり肩をクルクルまわすライトのイチローを、外野席からぼんやり眺めていると、前日のアカデミー賞のことが頭に浮かんできました。ニュースで大々的に報じられていましたね。
滝田洋二郎監督の『おくりびと』が外国語映画賞を、加藤久仁生監督の『つみきのいえ』が短編アニメ賞を獲得。日本作品のW受賞という快挙です。純日本的なたたずまいと死生観をそこはかとなく表現した『おくりびと』がアメリカでも評価されたのがぼくにはとてもうれしかったです。
WBCとアカデミー賞。野球と映画……、ジャンルはちがえども、ともにアメリカで創設されたもので、ある意味、アメリカ文化そのものです。そんな異国の土俵で日本が奮闘しているのが痛快と言えば痛快~!
べつに愛国主義が芽生えたわけではありません。素直によろこびたいのです。時代が暗くなってきているだけに、よけいにそう思えるのかもしれませんが……。
8回終わって、8対2。楽勝、楽勝~!! 抑えはてっきり阪神の球児(藤川)とばかり思っていたら、なんとソフトバンクの馬原くんでした。馬原くんには悪いけれど、ドーム内に失望のため息がもれました。
「なんで藤川、出せへんねん! 原のボケ~!」
最後になって、アメリカ文化のことなど吹き飛び、阪神ファンの素顔をのぞかせたぼくでした
WBCとアカデミー賞に斬り込む~!
投稿日:2009年2月25日 更新日:
執筆者:admin