世の中には(いい意味で)けったいな人がいてはりますね。
ハーマン・ヴァスケというドイツ人男性もその1人。
大学で創造性について研究し、広告会社に入ってクリエイティブ部門で働いているうち、「そもそも創造的とは何ぞや?」と悩まされることに。
挙句の果て、その疑問を晴らすため、30年間にわたり、デヴィッド・ボウイ、スティーヴン・ホーキンス、スパイク・リー、ゴルバチョフ、ショーン・ペーンらVIP級の1000人を超える人たちにハンディカメラを抱えてインタビューを敢行。
しかも、全て「アポなし」というのだから恐れ入ります。
突撃取材で知られるマイケル・ムーア監督も真っ青~!
質問はこれ。
「Why are you creative?」(なんで創造的なんですか?)
そして、回答を得た人たちの中から107人をピックアップし、何とドキュメンタリー映画を創っちゃいました。
題して、『天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント』(関西では11月1日公開)。
「人間はグラつく時に創造的になれる」(写真家:オリビエール・トリスローン)
「その質問はムカデになぜ歩いているかを尋ねているようなもの」(映画監督:ミヒャエル・ハネケ)
謹言(金言)のオンパレードで、めちゃめちゃタメになりました。