旅の8日目、そろそろコロンボに戻らなあきません。
田舎町ウェッラワーヤからコロンボ直通のバスがあるんですが、何となく味気ない。
そこで、お世話になっている三輪タクシー(トゥクトゥク)のドライバー、モハメッドさんに相談すると、「エッラ(Ella)から列車で帰りなはれ」。
エッラは標高1500メートルの避暑地です。
エッラ行きのバス便が極めて少ないので、早朝、ゲストハウスをチェックアウト後、彼がトゥクトゥクでそこまで乗せて行ってくれました。
ありがたい❗
途中、昨日訪れたのとは別の大滝、バンバラガマ滝を見ることもでき、付加価値が付いた~(笑)。
もちろん、到着後、しかるべき運賃をお支払いしましたよ。
この避暑地は白人観光客だらけ。
何だかスイスにいるような錯覚に……😅
午前9時23分発のコロンボ行きの列車。
駅のプラットホームは観光客でびっしり。
標高1500~1800メートルの風光明媚な山岳地帯を走るため、人気があるのでしょう。
比較的新しいディーゼル機関車に牽引された列車が到着。
座れるかなと心配したけれど、停車した時、客車の乗り口がピタリとぼくの目の前に。
「アフター・ミー」と言わずに楽々、座れました~~👍
立っている人もいてはります。
何でこんなに運がええんやろ~、ちょっと不気味。
列車はスリランカ屈指の観光スポット、キャンディを経由し、コロンボへ向かいます。
到着時間を調べると、何と~~、午後6時57分~❗❗
つまり9時間半もかかるんです。
コロンボまでの距離が271キロなので……、う~ん、平均時速が30キロ~😣
確かにノロノロ、チンタラ運転ですわ。
ちなみに、2等の運賃は350ルピー(約210円)。
今日は移動で1日潰れるけど、まぁ、しゃあない。
こうなったら腹を括って、列車の旅を存分に満喫しますわ~🙆
車窓からの情景は紅茶のプランテーション。
大英帝国の遺産が今でも連綿と受け継がれています。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
その列車での出来事。
トイレに入って用を済ませてから、フック式のカギを上にあげようとするも、全く動かない❗
とことん固定してしまったみたい。
フックを下ろしたとき、強く押しすぎたのかな。
何度もフックを持ち上げようとしても、ピクリともしない。
完全にトイレに閉じ込められた~😣
えらいこっちゃ❗ えらいこっちゃ❗
ドンドン叩くと、外からドンドンと返ってきました。
でも、どうしようもできない。
この状況、わかりますか?
めちゃめちゃ焦りますよ。
このまま閉じ込められた格好でコロンボまで行かなアカンのか……。
パスポートや財布を入れたバッグを座席に置いたままやし~😨
ついに運に見放されたか……。
外から叩かれるドンドン、ドンドンの音が心臓にビンビン響き、額から脂汗。
半泣きになりながら、10分ほど「監禁」されていたら、列車がとある駅に停車。
そして発進した拍子にガタンと大きな音を立て、車両が揺れました。
機関車の場合、客車を牽引しているので、そうなります。
その直後、恐る恐るフック式カギを上げると、難なく解除できました~❗
まさに振動さまさまです~🙆
やれやれ。
額に汗を浮かべトイレから出ると、乗客が群がっていました。
一応、事情を説明したら、皆さん、納得してくれはりました。
もちろん、「カギは緩めにかけるように」とアドバイスして。
この悪夢のような体験で、列車のトイレがトラウマになりそう~😅(笑)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
9時間半におよぶ列車の旅を終え、コロンボに到着後、中心部のビジネスホテルに投宿。
列車の中でスマホを操り(トイレ監禁事件のあと)、ホテル検索アプリ「booking.com」で予約しました。
大都会の宿探しはこれに限りますね~😁
スリランカ最後の晩。
目の前にヒルトン・ホテルがそびえていました。
ヒルトンのオシャレなレストランで食事&バーでお酒をと思ったけれど、そんなん日本で体験できるし、梅田にもヒルトンがあるし、全然、オモロない~と即座にその計画を破棄。
そこで、ちょっと下町へ足を伸ばし、スリランカの居酒屋さんに入りました。
激辛のチキンと魚のフライをアテ(ツマミ、肴)にライオン・ビールをグビリ~🍻
こういう庶民的な雰囲気に浸ると、無性に「紅しょうがの天ぷら」と「タコぶつ」が食べたくなるんですが、そこはグッと我慢。
スリランカの人はよぉ喋りかけてきはります。
店の人もお客さんも~😁
サラリーマンが結構、多かったです。
日本人と知ると、皆さん、ほんまに愛想よくなりますわ。
かなりの親日派。
「日本で働いてましてん」
「日本の会社とビジネスしてますねん」
「日本人、好きゃわ~」
「こちらにある日本企業で働いてますねん」などなど。
こんな声を聞くと、うれしくなってきますね。
ほんま、素敵な夜になりました~🙆