武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

スリランカ紀行(2019.4.1~4.10)

スリランカ紀行(4)4日目~4月4日

投稿日:2019年4月12日 更新日:

旅の4日目、念願叶い、スリランカ最南端のデウンダラ岬で、「イェーッ❗❗」と叫びました~\(^-^)/\(^-^)/

まずはゴールからバスでマーテラへ。

バス・ステーション

こんなタイプのバスは日本ではもうありませんね

ゲストハウスをゲットし、バスでデウンダラへ向かいました。

下車すると、大きな仏教寺院がありました。

その左手の道を南へ真っすぐ歩いて行くと、灯台がそびえていました。

灯台の敷地に入ったところが、スリランカ最南端のデウンダラ岬です。

岩にぶつかる波浪……。

何だか「東映」のロゴ映像とそっくり。

時刻は午後1時刻35分(日本時間、午後5時5分)。

インド洋から吹き付ける強風に負けじとデウンダラ岬に立ち、腹の底から大声を発しました。

思いっきり声が通った!

周りに誰もいないので、仕方なく自撮り~😅

旅の最大の目的を成し遂げ、充足感に満ちあふれています。

最高です~😃⤴⤴

スリランカにやって来て、ほんまによかった~🙆

☆   ☆     ☆     ☆     ☆

スリランカ最南端のデウンダラ岬で念願の絶叫を果たしたあと、まだ体にほんの少し残っている記者魂と言いましょうか、バスに揺られてかなり東方のハンバントタの街を目指しました。

国際経済通の人なら、ピンとくると思います。

スリランカ政府がハンバントタ港のリニューアルのため、中国から多額の借金をしたのですが、返済のめどが立たなくなり、2017年から99年間、中国政府が港の運営権を握ったというものです。

これは「一帯一路」政策の一環として、国際的に注目されています。

その港とはどんなものか、一度、この目で見てやろうと思い、衝動的にハンバントタへ向かったわけです。

実際、スリランカ=中国コネクションがにわかに際立ってきている印象を受けました。

中国企業がどんどん進出しています。

コロンボで建設中のビルはほとんど中国の企業が請け負っていました。

当然、アジア人の旅行者のダントツが中国人です。

スリランカ人からは必ず「チャイニーズ?」と言われ、「No, ジャパニーズ」と答えると、「昨今、ジャパニーズはとみに減った」と。

前回、スリランカを訪れたときは、中国人は皆無でした。

連泊したゴールのトップクラスのホテルには中国とインドの国旗のみ翻っていました。

ゴージャスな団体ツアー客です。

個人旅行している中国系の人はほとんど香港かシンガポールの人でした。

表記も、必ず中国語が入っています。

ただ、中国人はすこぶる評判が悪いです。

ぼくの会ったスリランカ人はみな、「中国人はノー・グッド。傲慢で、こちらを見下している」。

逆に、日本人はすこぶる評判がいいです。

「きちんと応対してくれはります。無茶を言わないし……」

こういう声を聞くと、無性にうれしくなりますね。

ハンバントタの街に到着してみると、港はバス・ステーションからかなり離れていることがわかり、結局、見晴らしのいいレストハウスでビールを飲むだけで終わりました。

いったい、何のために来たんや❗😂

仕方なく、今夜、泊まるゲストハウスのあるマータラ行きのバスに乗ると、何とすし詰め状態。

このままで2時間はキツイ~😭

やはり人生は相殺されますね。

でも、3人の幼い子を持つお母さんと揺られる車内でいろいろ立ち話しできたのはうれしかった。

スリランカの人は日常会話ができるくらいの英語力はみな持ってはりますね。

子どもたちは最初、外国人のぼくに人見知りしていたのに、そのうちえらいなついてきて~😁

ほんまに可愛い~💓

それにしても、何で田舎のバスでラッシュアワー並みの体験をせなアカンねん。

まぁ、これも「地べた志向の旅」ゆえの経験やと開き直りました(笑)。

-スリランカ紀行(2019.4.1~4.10)

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プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。