午前8時すぎ、そわそわしながら、大阪府守口市の淀川河川敷に設営された第15回大阪・淀川市民マラソン大会の会場に着くと、大勢のランナーが発走にそなえ、アップしたり、ストレッチしたりしていました。
ぼくはあわててランニング・ウエアに着替え、会場内を視察しながら、ウォーミングアップ。
昨夜来の雨が止み、晴れ間が見えてきて、自然と気分が和らぎました。
自宅でバナナとトーストの朝食をとってきたのに、どういうわけかお腹が減ってきて、思わずカレーパンを口に入れてしまった。
スタート(9時10分)の10分前。
選手たちがすでにスタート地点に入っています。
カレーパンを飲み込み、またまたあわててランナーの群れに潜り込むと、Qちゃんこと、高橋尚子さんの「こんな天気でも水分補給を忘れないでください」という声がマイクを通して聞こえてきました。
いよいよだ。
生まれて初めてのハーフ・マラソンだけれど、なぜか緊張感はゼロ。
フーッと深呼吸したとき、隣の男性から声をかけられました。
「こことちゃいますよ」
えっ、何のこと??
いきなり言われて、ぼくはキョトン。
その人は胸のゼッケンを指で差し、「あなたはGです」。
まだ意味がわからない。
何を言うてはるんやろ~と考えていたら、バ~ンと号砲が鳴りました。
一気に選手たちが動き出し、ぼくもつられてスタート。
総勢4331人です。
(この写真にはぼくは写っていません)
しばらくして、あの男性の言葉が理解できました。
周りの人たちのスピードが速い、速すぎる!!
わぁ~、このままのペースだと、バテてしまう~o(><)o
みな、ゼッケンの番号の横に「B」と記されてあります。
ぼくのは「G]。
そうか、予想タイムが速い順にA、B、C……とグループごとに並んでいたんや!!
あとでわかりましたが、「B」のグループは、予想タイムが1時間40分そこそこで走る人たち
の集まりだったそうです。
道理で速いはず。
ぼくは2時間15分~20分で申し込んでいたので、「G]だったのです。
しまった!
もう後の祭り。
このまま行くしかないわ。
開き直って、ハイペースで行っちゃえ!
でも、実力が備わっていないから、ダメですね。
必死になっても着いていけない……。
いや、そもそも前半で必死になること自体、あきませんよね。
そのうち先ほど食べたカレーパンのカレーの匂いが口の中に充満してきて~3(☆_☆)o
淀川河川敷を河口の方へと下っていき、普段は通行止めになっている長大な淀川大堰を渡った辺りからジリジリと遅れ始め、「B」と「C」表記の多くのランナーに抜かれていきました。
7キロくらいの地点ですかね。
折り返しの10キロ地点(塚本)のラップタイムは、55分3秒。
5月の10キロレースでは44分24秒で走り切れたんや~と実績を思い出し、グイッとアクセルを
入れ直しました。
でも、しんどさが増すばかり。
自業自得……、ほんまにツメが甘いですわ。
ちょっと歩こうかな。
そう思った時、前方で幼稚園児たちが手を振って応援している姿が目に入りました。
ぼくは咄嗟に手を伸ばし、「ありがとうね」と声をかけ、かわいい園児たちとタッチ!!
これで元気をもらえ、少しペースは落ちたものの、何とか踏ん張れた。
そしてゴールがはっきりと見えた瞬間、忽然と短距離ランナーに変身し、猛ダッシュ!!
距離にして80メートルくらいでしょうか、モモを上げてわき目もふらずにゴー、ゴー、ゴー。
その間に50人ほどごぼう抜きしました。
ゴール地点の手前に立っていたQちゃんが完走した選手にタッチしていたのですが、それすらぼくの目には入らず、ラストスパートで必死。
あっ、Qちゃんや~!!!
(立っているピンク色のランニング・ウエアの女性がQちゃん)
ふと気づき、あわてて手を出して、0.5秒ほど接触できました。
やれやれ、よかった。
と思ったら、ゴールインしていました。
タイムは1時間55分17秒。
これはスタートラインを通過してゴールまでのタイム(ネットタイム)です。
記録としては、号砲からゴールまでの時間(グロスタイム)になるので、1時間55分40秒。
でも、いい方のネットタイムを自己記録にしときます~(^o^)v
完走証は宝物になりそう。
初めてのハーフ・マラソンで2時間を切れるなんて思ってもみなかったので、うれしくて、うれしくて~(^_-)-☆
本格的に走り出したのは、11か月前。
1年以内でこの記録なら、上出来、上出来~♪♪
順位は4331人中、976位でした。
速い人がぎょうさんいてはるんですな~。
それでも満足、満足。
ビールでノドを潤し、守口のお風呂屋さんで汗を落とし、気分よく帰宅しました。
以上、きょうの報告でした~。
生まれて初めてのハーフ・マラソン~2時間切れました!!
投稿日:2011年11月6日 更新日:
執筆者:admin