タータン・チェック、キルト、バグパイプ、ウイスキー、ハギス(臓物の煮込み)、怪獣ネッシー、雄大なグレン(谷)……。
イギリス(連合王国=UK)の北部に位置するスコットランドに対して、どんなイメージを抱きますか。
ぼくにとって、スコットランドと言えば、やはり「ケルト」です。
12年前、スコットランドの西の海域に浮かぶヘブリディーズ諸島を渡り歩き、『スコットランド「ケルト」紀行~ヘブリディーズ諸島を歩く』(1999年、彩流社)を上梓したのを皮切りに、10年間にわたってヨーロッパ各地を巡り、「ケルト」紀行シリーズ全10巻を書き上げました。
しかしスコットランドの本土にはほとんど触れていませんでした。
古代、そこにはピクト人という民族が広範にわたって住み着いていました。
身体中にペイントをしていたので、ローマ人から「ピクト」と呼ばれていました。
これはラテン語で、英語のピクチャーの語源です。
ピクト人はケルト系ともいわれていますが、その実体は謎に包まれており、中世のある時期、忽然と歴史の表舞台から消えたのです。
スコットランド東部には、彼らが動物や魔物、人物などを彫り刻んだ石(ピクティッシュ・ストーン)がいくつも残っています。
シリーズ全10巻を完成させてからも、そのピクト人のことが気になって仕方がありませんでした。
そして過日、寝ていたら、スコットランドがぼくを呼んでいました~!!
そんなわけで、7月12日~8月3日、スコットランドの本土と北部のオークニー諸島、シェットランド諸島を旅してきます。
最南端から最北部まで踏破します。
それを敢行しない限り、死ねません(笑)。
10年ぶり5度目となるスコットランド。
今からウキウキしています~♪♪
今年の夏はスコットランドへ行きます~♪
投稿日:2010年5月11日 更新日:
執筆者:admin