ぼくは寝る前によくJazzを聴きます。それもCDではなく、きまってレコードで。甘~く、柔らか~い音が寝酒のウイスキーによぉ~合って、心が癒されます~♪
Jazzのレコードは学生時代には500枚ほど持っていたんですが、海外旅行の費用ほしさに、あるいは金欠になったとき、惜しげもなく売り払ってしまって、130枚ほどに減ってしまいました。
売ったレコードのなかには名盤が結構ありましてね。「なんて、もったいないことをしてしまったんや~」といまなお後悔することがあります。
プレーヤーに載せるレコードは、棚に並べてあるものからアット・ランダムにピックアップしています。そのたびに想うのは、レコード・ジャケットの素晴らしさです。ここで言うレコードはLPのことです。
ロックやフォーク、クラシックなどのジャケットも捨てがたいですが、Jazzのそれは渋くて、どれもひとつの写真作品、絵画になっているように思えるんです。コマーシャリズムの枠を超え、もはや芸術作品と言っていいモノもあります。
1950年代に活躍したピアニスト、ソニー・クラークの『COOL STRUTTIN’ (クール・ストラッティング)』(1958年、BLUE NOTE)のジャケットなんて、もう最高! ハイヒールを履いて歩く女性の足元をクローズアップで撮ったモノクロ写真ですが、これがすごくオシャレで、艶っぽくて、いつも見惚れています。
まさにタイトルどおり、「クールに気取って歩く」を表現しています。場所はニューヨーク。足首を見ると、たとえばマリリン・モンローのような、グラマーな美女にちがいないと勝手にイメージしてしまいます。
先日、レコード店で『COOL STRUTTIN’ 』のCDを眼にしました。あれっ、「彼女」の足が止まっている! そんなふうに感じました。
CDは小さすぎる。LPの大きさでないと、ジャケットの良さが生かされない。そう確信しました。と同時に、ますますレコードをいとおしく思え、針を落とすときに、「ときめき」さえ生じてきました。
LPレコードのジャケットはええもんです~♪
投稿日:2009年2月11日 更新日:
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