懐かしい(?)灯油の匂いが充満し、ノスタルジックな空気に包まれた大阪市西区京町堀のBAR洋燈(ランプ)。
その居心地のよい小さな空間で、昨晩、ちょかBandがライブを演りました。
最初、お客さんが2人だけ。
中年の男性……。
ぼくの高校時代の同窓生と相方(疋田君)の友達。
身内みたいなもん。
うーーん、まぁ、しゃーないか、そのうち来はるやろ。
そう思っていたら、ポツリポツリと席が埋まっていきました。
ちょかBandの関係者ではありません。
義理ではなく、わざわざライブを聴きに来てくれはった人たち。
ありがたいです。
でも、だんだんアウェイーの雰囲気が濃くなってきました。
だいたいBARでライブをやること自体が初めてで、全く知らない人が多数派を占める場なんて想像もできませんでした。
ふつう緊張感がみなぎるはずですが、どういうわけかいつも通り(笑)。
で、オリジナルの『やけ酒ブルース』を演奏し、ライブの開始~♪♪
風邪の後遺症で鼻声でしたが、何とか歌えました。
ホッとした。
「酒が足らんのんとちゃう」
「そのグラス、飲み干したら」
ときどきお客さんから声がかかります。
もちろん、2人ともビールを飲みながら演っていました。
アルコールが入ると、気が大きくなってよろしいなぁ。
その代わり、ギターを失敗したり、歌詞を言い間違えたり、忘れたり……とマイナス面もありますが、そんなこといちいち気にしてられへん。
落ち着いた曲が続いたので、帰りたくなった人がいました。
そこで急きょ、ノリのいい『酔いにまかせて』を披露。
本当はラストソングなんですが、そこは臨機応変で。
思ったとおり、イェーツ、イェーツ、イェーツ!!の大合唱が巻き起こりました。
この曲の威力はすごい(笑)。
休憩の間も、ザ・ピーナッツの『大阪の女(ひと)』をやったりして。
演奏がめちゃめちゃでしたが……o(><)o
和やかな中、終盤を迎え、オヤジを想って作った『あの日、あの頃』をしっとりと歌いました。
これ、ダメなんですわ。
途中で泣いてしまうから。
今回もそうでした。
それが異常なほど涙があふれ出てきて、収拾がつかなくなり、疋田君が代わりに歌ってくれました。
助かった。
お酒のせいだったのかな。
自分でもびっくりしました。
その時、若いカップルが入ってきて、真剣にこの曲を聴いてくれはりまして、終わってから、「もういっぺん最初から聴かせてください」とリクエスト。
「胸に染み入りました。CDがあれば、送ってください」
男性の方からこんなことを言われ、舞い上がってしまった。
2人は近々、故郷の岡山に帰り、結婚するそうです。
ぼくの曲が人さまに感動を与えた!!
そう思うと、胸が熱くなってきて……。
今度は涙せず、ちゃんと歌いました。
こんな感じで、笑いあり、涙あり(ぼくだけですが)のライブが無事、終了しました。
2時間半ほどで、15曲ほどやりました。
疲れたけれど、めちゃめちゃ楽しかった。
ギターをケースに納め、カウンターに腰をおろして口にしたハイボールの何と美味しかったこと!!
音楽の神サンがずっと応援してくれ、いい時間を過ごせましたわ。
写真を撮るのをすっかり忘れていたのですが、マスターが撮影していました。
後日、送られてきたら、このブログに画像・映像を添えるつもりです。
以上、ライブのリポートでした。
BAR洋燈(ランプ)でのライブ、楽しかったです~♪♪
投稿日:2012年1月23日 更新日:
執筆者:admin