「ほとばしる“野生の知性”の世界」――。
こんなキャッチコピーを付けた講談社の雑誌『Tropic』が22日発刊されました。

活字離れのこの時代に紙の雑誌??
それを承知で、ぼくとご縁のある角田陽一郎さん(元TBSプロデューサー、江戸川大学教授)が雑誌を立ち上げ、編集長に就任しはりました。
「Tropic」とは回帰線のことで、北回帰線と南回帰線の間にある熱帯のように、雑と知をミックスさせた〈知の熱帯〉を目指しているとか。
北回帰線(冬至)と南回帰線(夏至)に合わせ、年2回の刊行です。
角田さんに誘われ、同日夜に梅田蔦屋書店で開催された記念イベントに参加してきました。
受付で手に取った雑誌は重厚感のあるしっかりした装丁で、科学、文学、音楽、映画、美術、社会問題など多岐にわたっていました。
かなりレベルが高そう。
イベントは、ノンフィクションライターの安田浩一さんが寄稿した「シン自由論 自由について自由に考える」をテーマにしたもので、安田さん、弁護士の亀石倫子さん、政策フューチャリスト(未来学者)の松尾勉さんが対談しました。

左が角田さん

左から、安田さん、亀石さん、松尾さん
彫師らが医師法違反で検挙された「TATTOO裁判」(亀石弁護士が担当、2020年、最高裁で逆転無罪)を例に挙げ、表現の自由、仕事の選択の自由などについて、非常に示唆に富んだ発言がありました。
キーワードは、19世紀の英国人哲学者ジョン・スチュアート・ミルが提唱した「愚行権」(画像を参照)。



聞いたことがなく、頭がいっぺんに覚醒してしまった〜!!
日ごろ意識していないことを自覚させられ、かつ知的好奇心を心地良く揺さぶられ、何とも刺激的なひと時でした。
さぁ、しっかり『Tropic』を読もう!