不思議な石でしょう。
これ、英・スコットランドの先住民といわれるピクト人が6~7世紀に造ったものです。
文様や図像が描かれているので、シンボル・ストーンと呼ばれています。
こういう石がスコットランドに200ほど点在しているんです。
ピクト人はケルト語を話していたようで、その意味ではケルト人といえるのですが、わからないことが多く、「謎の民族」と言われています。
昨年夏、そのピクト人の足跡を求め、スコットランドを縦断してきました。
シンボル・ストーンも各地で目にしました。
写真は、東部アンガス地方のアバレムノという田舎に立っていたモノです。
ヘビやら、円盤やら、Z字の線やら、手鏡やらが彫られています。
何のためにこんなデザインを石に刻んだのか???
それがいまだに解明できていません。
ミステリアス~。
シンボル・ストーンを眺めていると、独特な小宇宙に吸い込まれいく、そんな気がしてくるんですよ。
昨年来、ギターやランニングなどにエネルギーを注ぎ過ぎて、スコットランドの「ケルト」の本質ともいうべきピクトのことをおろそかになっていました。
反省!!
秋口から再び、ピクトに関する資料を読み解いたりして、少しずつ執筆のモチベーションを高めつつあります。
スコットランドにおける中世の前半は「暗黒時代」と呼ばれており、歴史的に欠落しているところが多々あります。
その時期こそがピクト人の時代だったので、正直、まとめるのがやっかいです。
でも、そのうち1冊の本になると思っています。
その前にハーフ・マラソンとライヴが控えていますが……。
絶対に本にします。
決意表明です(笑)。
ピクトの摩訶不思議な世界にのめり込んで~
投稿日:2011年10月27日 更新日:
執筆者:admin