☆1日目(8月3日)
静岡の大井川鐵道に乗りたくて、3日、4日の1泊2日で、嫁さん同伴で県北の寸又峡温泉♨️へ旅してきました。
南アルプスの最南端です。
早朝、新大阪駅から新幹線と在来線を乗り継いで金谷駅で下車すると、大井川鐵道の金谷駅が隣接していましたが、何と小さなこと!(笑)


乗車したのは、東急電鉄の旧車両でした。

大井川沿いに上流へと走行していくと、「合格駅」というめでたい名の駅がありました。


受験生が殺到しそうですね(笑)
2022年に台風15号による大規模な被災に遭い、線路が寸断されるまで、千頭(せんず)駅まで通じていたのですが、被災以降は家山駅でストップ。
家山駅~千頭駅間は、川根本町の町営バスが代行運転しています。
家山駅は何ともレトロな駅舎でした。


一気に昭和へタイムスリップしてしまいました。
その駅舎で「柿の葉寿司」(新大阪駅で購入)をランチでぱくついていたら、「きかんしゃトーマス」が煙を吐き出しながらプラットホームへ滑り込んできました。
おっ!

やっぱり感激しますね。

☆ ☆ ☆ ☆
家山駅からバスで向かった千頭駅には「きかんしゃトーマス」や南海電車の旧特急(急行)車両が停車していました。



南海の車両は塗装がハゲていたので、おそらく「展示品」なのでしょう。
途中、近鉄のビスタカーの旧車両も目撃しました。
京阪のテレビカーも使われているそうですが、残念ながら、見ることができなかったです。
大手私鉄のお払い箱車両を有効活用しているのがすごい!
千頭駅から北側の大井川上流沿いが井川線、別名「南アルプスあぷとライン」です。
ディーゼル機関車が牽引するトロッコ列車で有名ですね。

運賃が、乗車距離に関係なく、大人が3500円!
しかも、予約しないと乗れません。
わっ、高いなぁ~と思ったけれど、こうしないと経営的に厳しいのだなと実感できました。

ゴトン、ゴトンと音を立て、ゆっくり、ゆっくり走行していきます。
何だか遊園地の電車に乗っているみたいな(笑)。

途中の「アプトいちしろ」駅で、ディーゼル機関車の3倍ほど大きな電気機関車が連結され、長島ダム駅までの急勾配をグイグイ上っていきます。




標高396メートルから485メートルへ。
1.5キロの区間ですが、標高差が89メートルもあり、かなりの急勾配。
普通の機関車ではとても無理なので、レールと機関車のギアを絡ませて押し上げていくのです。
それが「アプト式」。
日本で唯一の「アプト式」らしいです。
あいにくの空模様でしたが、それがかえって大井川上流の情景を何とも幻想的なものに変化(へんげ)させていました。
まるで桃源郷のようでした。

長島ダムも偉容を誇っていました。

そのダムで堰き止められた湖の上にある奥大井レインボーブリッジ上の奥大井湖上駅で下車。



何とも驚くべきところに駅があります。
天気が良ければ、エメラルド色の湖を見ることができたのですが……。
付近を散策してから、駅の上にあるカフェでビール・ブレイク。
すごい湿気でしたが、気分は爽快そのもの。
☆ ☆ ☆ ☆
リフレッシュしてから、戻りの千頭行きトロッコ列車(最終便)に乗り、途中の奥泉駅で降り、事前に予約しておいたタクシーで寸又峡温泉へ向かいました。

かなりクネクネした道路で、よほど運転に慣れていないとしんどそう。
しかも、シカ、タヌキ、イノシシなどが飛び出すらしい。
温泉宿にチャックインするや、すぐに浴場へ!。
露天風呂が素晴らしかったです。
体を浸すと、肌がスベスベ、ツルンツルンになり、びっくり!!
こんな温泉、初めてですわ。
山の幸をふんだんに使った料理も申し分なかったです。

とりわけイワナと鹿刺し(鹿肉の刺し身)が美味かった❗️
もちろんボタン鍋(イノシシの肉)もGood。

辛口の地酒とよぉ合いましたわ。
そんなこんなで、早めに床に潜り込み、爆睡しました。
☆2日目(8月4日)
快適な和室でぐっすり寝て、朝の露天風呂を満喫してから、山菜中心の朝食をいただきました。
どれも美味かった!

そのあと、有名な「夢のつり橋」まで散策。
実はこの橋を渡るのも旅の目的でした!
山の冷気が心地よく、天子トンネルを出てしばらくすると、眼下に寸又川に架かる吊り橋が目に飛び込んできました❗️



まるで絵画のような世界〜😀
快晴なら、ここの水面もエメラルド色になるんですが、黄緑色でもなかなか乙な感じ。
ちょっと勇気を振り絞り、長さ90メートルの吊り橋を夫婦で渡りました。
結構、揺れたけれど、さほど高くないので、恐怖感はほとんどなかったです。

渡り切ったとき、得も言われぬ達成感を覚えました。
その後、付近を散策~。

目一杯、森林浴ができ、すごいパワーをもらったような気分になりました。
真夏にこんな体験ができるなんて、幸せ者です。
☆ ☆ ☆ ☆
寸又峡温泉は、芸者やコンパニオンがおらず、ネオンサインも皆無で、非常に健全な温泉保養地です。


温泉宿はたった8軒だけですが、俗化とは無縁で、どこまでも素朴。
すごく気に入りました!







58年前(1968年)には、借金苦の在日コリアン2世、金嬉老が猟銃を手にして当地の温泉宿に人質を取って立て籠もるという事件が起きましたが、今や知っている人はわずか……。
その旅館は廃業していますが、建物は残っていました。
寸又峡温泉にはまた訪れたいです。
嫁さんもすっかり魅了されていました。
次回は晴れた日に「夢のつり橋」を渡ろう~!!
☆ ☆ ☆ ☆
街中の食堂で山菜そばを食べ、最後にもう一度、宿の露天風呂で汗を流してからバスに乗って、千頭を経て大井川鐵道の家山駅へ。
金谷へ向かうためプラットホームで待っていると、何と南海電鉄の旧特急(急行)電車がやって来ました‼️
前日も目にした21000系です。

ちゃんと現役で稼働する車両があるんや!
1958年にデビューした、当時の最新電車。
幼い頃、難波駅からこの電車に乗って何回か高野山へ行きましたわ。
まさかこの年齢で乗れるとは思わなんだ。
最後の「オマケ」にときめき、ときめき!

それと切符が、硬い厚紙の「硬券」でした!!
まだあるとは、アンビリーバブル。

大井川鐵道を堪能し、金谷駅に到着後、在来線で浜松へ向かい、そこで新幹線に乗り換え、大阪へ帰ってきました。
あゝ、めちゃめちゃ充実した旅でした!
寸又峡温泉、バンザーイ(^^)/