昨日、大阪・難波で開催された『モンゴル抑留〜見捨てられた死者たち〜』(角川新書)の出版記念講演会を聴きに行きました。




1人でも多くの人にこの本を読んでもらいたいので、あえて内容には触れませんが、著者で演者のジャーナリスト、井手裕彦さん(古巣新聞社の同期)のこの言葉がすごく印象的でした。
「ジャーナリストは客観的に物事を捉えなければならないのに、あまりにも(抑留者と遺族に)寄り添いすぎていて、私はジャーナリストではないかもしれません」
いやいや、絶対に諦めず、かくもしつこく、かつ濃密に、誰もやっていない歴史的な重大事案にメスを入れている井手さんは紛れもなく本物のジャーナリストですよ〜❗️
それとこの言葉。
「抑留と言えば、シベリアがメインで、モンゴルはほとんど知られていません。阪神・淡路大震災では、どのメディアも大きな被害が出た地域(神戸や阪神間)ばかり取材していましたが、大阪でも31人の方が亡くなられていたんです。そちらにも目を向けるべきでした」
確かに⋯⋯。
前日、北海道から来阪した井手さんとミナミ法善寺界隈で一献傾け、すでに買っておいた本にサインしてもらいました。

そのときに添えられた文言……。
その重みと共に彼の覚悟がズシリと伝わってきました。
「冷たい国家と違って、私は一人たりとて見捨てることはない」
