鳩山さんがあれこれと責任逃れで首相の座を退いたのに伴い、副総理の管直人さんが第94代の首相に就任しました。
4年間に4人も首相が変わる国って他にありますかね~。情けない……。
管さん! 難問が山積していますが、じっくり腰を据えて政務に当たってください~!!
あなた(管総理のこと)は覚えていないと思いますが、27年前(1983年)の3月3日、ぼくはあなたに密着取材していました。
読売新聞大阪本社の科学部記者として、薬害問題絡みでライ症候群のことを追っていたときです。
ライ症候群とはインフルエンザなどのあと発病し、脳障害などで幼児の命を奪う原因不明の病気で、解熱剤との関係が指摘されていました。
この問題を国会(衆議院社会労働委員会)の場で初めて取り上げようとしたのが、菅さん、あなたでした。
そのことを察知したぼくはすぐさま上京し、衆議院の議員会館に出向き、委員会までの小1時間、あなたの部屋で質問内容などについて事前に聞かせてもらいました。
ちょうどお昼時で、サンドイッチを注文してくれはりました。
菅さんが議員になって3年目の36歳。ぼくが記者になって5年目の28歳のとき。
そのとき首相になりたいという言葉は聞けなかったけれど、やる気マンマンで溌剌としてはりました。
サンドイッチをパクつきながら、政治や国会、議員、新聞記者などについていろいろ雑談していました。
「読売の大阪は頑張ってるね。東京のジャーナリズムは何でも及び腰でダメだね」
菅さんのこの言葉が妙に耳に残っています。
そして一緒に委員会の会場まで歩いて行きました。
委員会でのやり取りは、全国版で4段見出しで載りました。
今、その記事を懐かしく読み返しています。
27年前、管直人新総理を取材しました~
投稿日:2010年6月5日 更新日:
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