武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

お酒

楽しき哉、音楽+お酒のアイリッシュ・パブ~♪

投稿日:2009年6月19日 更新日:

最近、つくづく思うんです。お酒は楽しく飲むにかぎる~と。
たしかにバーの止まり木に身を委ね、ひとりしんみりとグラスを傾けるのもいいです。ちょっとカッコをつけてね。それでもバーマンや隣のお客さんとの語らいがあったりして、自ずと楽しさがかもし出されてくるものです。
お酒だけと対峙すると、負のエネルギーのようなものが身体にたまり、翌日、だるさを覚えることがあります。それほど飲んでいないのに……。
ぼくの場合、音楽があれば、お酒の楽しさがグングン増してきます。BGMとして流れるジャズでもいいですが、やはりライヴの音楽が大好き~です! ジャンルは問いません。ジャズでもブルースでもロックでもシャンソンでもカンツォーネでも、なんでもコイです。
でもよくよく考えると、アイルランドのパブのライヴが一番、居心地がいいような気がします。伝統的なアイリッシュ・ミュージックもあれば、ノリのいいロック調のサウンドも。
パブの演奏
パブ演奏
ギネスをあおっていたおっちゃんや、ときどきサイダー(リンゴ酒)を口にし、黙々と本のページを繰っていたもの静かな女性らが、いきなりフィドル(ヴァイオリン)やギター、イーリアン・パイプなどの楽器を手に取り、演奏を始めるんですからね。
プロの人はそれほど多くないみたい。昼間は銀行員であったり、OLであったり。でも、演奏はことのほか巧いです。
そのうちお客さんの方もスプーンやフォークでリズムを刻み出す。いやはや、だれが演奏者かわからない。ときにはピョンピョンと縦にジャンプするアイリッシュ・ダンスを子供たちがフロアで披露したり……。
パブにいる人たちが一緒になって音楽の世界に埋没する。この垣根のない一体化した空間に浸ると、一気にアドレナリン濃度が上昇します。たまりません。これぞライヴ感~♪ 音楽とお酒が見事に融合し、いつしかパラダイス状態に~。
二日酔いをしたことのないアイリッシュ・パブでのひと時を、また過ごしたいものです~♪

-お酒

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プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。