15メートル四方のこぢんまりした空間に、ほのかな温もりが充満していました。それが得も言えぬほど心地よくて……。その温もりの発信源が、大阪出身のジャズシンガー五十嵐はるみさんでした。
先月14日(ホワイト・デー)、彼女がパーソナリティーを務めるFM OSAKAの番組『五十嵐はるみのソー・ナイス』にぼくがゲスト出演し、ジャズ、バー、お酒、映画などについて楽しいトークで盛り上がりました。それが縁で、昨夜(4月5日)、大阪・梅田のMister Kelly’sでのスペシャル・ライヴに足を運んだという次第。
生で聴くのは初めてでした。キュートでまろやかな、それでいて芯のあるヴォーカルが、なんとも耳に優しく、1曲目からはや陶酔状態に……。さすが大阪人、MCもこなれていました。ピアノ(木畑晴哉さん)、ベース(神田芳朗さん)、ドラムス(平山恵勇さん)の演奏も申し分なし。これぞプロフェッショナル~!
冒頭で述べた温もりとは、まさに五十嵐さんとミュージシャンたちの体温なんですよ。ほんま、ええ按配の体温でした~。この大阪弁のニュアンス、わかってくださいね。それをじかに感じられるのがライヴの醍醐味なのでしょう。
大きなコンサートホールでも、たしかに熱気に包まれます。でもそれは勢いによるもの。ライヴの温かさとはちょっとちゃうと思います。それにステージから発せられるエネルギーが小さく、実力がおぼつかないと、聴き手はかえって冷え性になっちゃいます(笑)。
昨夜のライヴはすべてクリアしていました。仕事で疲れていたぼくの心に新鮮な息吹を注いでくれ、めちゃ幸せな気分に浸らせてくれました。五十嵐さん、ほんまにおおきに~♪
蛇足ですが、ポール・マッカートニーの『マイ・ラヴ』はグサッときました。大学受験に失敗し、浪人していたときにヒットした曲。高校時代に付き合っていた彼女、いまごろどうしてるんやろ~と勉強机に向かいながら、猛烈に切なくなったのを思い出しました。
それでも心はほんのり。青春時代のほろ苦い想い出を五十嵐さんのヴォーカルがやさしく包み込んでくれ、ええ按配にギネスを飲み干しました~♪
ライヴ終了後、お店の前でのツーショットはおまけです~!
五十嵐さんのHP http://www.harumi-igarashi.com/
ライヴって体温を感じることなんや~♪
投稿日:2009年4月6日 更新日:
執筆者:admin