武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

映画

塚口サンサン劇場を〈裸〉にした本『愛される映画館のつくりかたー塚口サンサン劇場の軌跡と奇跡ー』が刊行されました~!

投稿日:2022年11月22日 更新日:

阪急神戸線塚口駅の南側にある塚口サンサン劇場(兵庫県尼崎市)。

そこは、マサラ上映、爆音上映、コスチューム入場、花火大会などユニークなイベントをどんどん打ち出している、全国的にも注目株の映画館です。

この映画館の過去、現在、未来について総括的に捉えたルポ+エッセイ『愛される映画館のつくりかた-塚口サンサン劇場の軌跡と奇跡-』(キネプレ刊)が、関西の映画情報サイト「キネプレ」の代表、森田和幸さんの手で刊行されました。

まさに、1つの映画館の記録そのものです!

サンサン劇場は、(いい意味で)けったいな映画館で、その取り組みはこれからの日本の映画界にとって大きな試金石になると思いました。

筆致が軽やかで、伸び伸びと書かれています。

それは、筆者(森田さん)のこの映画館に対する愛情が半端ではなく、劇場のコンセプトである「インテリジェンスは低く」を見事に具現化したものだと受け止めています。

定価は1,700円(本体)。

「TSUTAYA BOOKSTORE 梅田MeRISE」と「塚口サンサン劇場」で販売されています。

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。