5月 27

生まれ育った龍造寺町へ

何を思ったか、夕方、阪神の勝利を確信し、ランニングで生まれ育った龍造寺町(大阪市中央区)へ足を向けました。

 

これまで何度も来ています。

 

 

年齢を重ねるごとに、この町がどんどん小さくなってきているのを実感。

 

今日はとくにそう思いました。

 

この狭い路地でキャッチボールや「てんちょう」(天下町人)というボール遊びに興じていたなんて、信じられません。

 

ぼくの生家は空き家になっており、今や廃屋寸前です。

 

長屋も歯抜け状態になっていますが、佇まいは概ね、保たれています。

 

こんな小さな長屋で、亡きオヤジさんが印刷機を入れて、カッシャン、カッシャンと毎晩、徹夜していました。

 

当然、家のなかはインクの匂いが充満。

 

友達をうちに招くのが、ほんとうに嫌で嫌でたまらなかったです。

 

というか、呼べなかったです。

 

うちの中が汚かったから……( ;∀;)

 

でも、あのオヤジの踏ん張りがあってこそ、今のぼくがあるんやと思うてます。

 

ほんまに感謝しています、オヤジさんには!

 

先日、オヤジさんが撮ったこんな写真を見つけました。

 

 

うちの前ですね。

 

何歳ころかな??

 

記憶にありません……( ;∀;)

 

 

オダサク(織田作之助)の原作を映画化した『夫婦善哉』(1955年)でちょこっと映っていた低い崖は往時のままです。

 

ぼくが町内の「大将」になって、年下の「ひろゆきちゃん」「いくぞうくん」「けいぞうちゃん」「たっちゃん」「まことちゃん」らを率いて、その崖に陣取って、今日、何をして遊ぶのかを〈謀議〉していました(笑)

 

下校すると、いつもみんなと一緒でした。

 

ほんまに仲がよかった。

 

今、思えば、小学校時代、学校の友達よりも町内の縦社会によるつき合いの方がはるかに絆が強かったように思います。

 

「いくぞうくん」は亡くなったと聞いています。

 

いっぺん、彼らと同窓会をやりたいなぁ~(^_-)-☆

 

銭湯の「いろは湯」は健在です。

 

10歳のころ、風呂屋の奥にある池で泳いでいた鯉を湯船に入れて、めちゃめちゃ叱られたのを鮮明に覚えています。

 

冷たい水で泳いでいる鯉が、熱い湯の中で体の色がどんなふうに変わるのか知りたかっただけなんですがね~。

 

動物虐待ではありません。

 

単なる好奇心からなんですが……。

 

あの「鯉事件」のあと、しばらくの間、武部家は入湯禁止でした~(>_<)

 

まぁ、ヤンチャでしたわ。

 

今でも、「いろは湯」を見ると、茹蛸ように顔を真っ赤にして激怒していた番台のおっちゃんの顔が浮かんできます。

 

実は、あのころの龍造寺町を舞台にした諸々のことをモチーフにした小説を随分、以前に書き上げているんです。

 

ただ、あちこちの文学賞に公募しているんですが、今のところまったく陽の目が当たらず……。

 

原稿に目を通してくださった方は、みな高く評価してくれてはりますので、そのうちドカーンと当たるかもしれません。

 

乞うご期待を~(笑)

 

ということで、非常にノスタルジックな内容になりました。

5月 27

大学の元教え子が初のドキュメンタリー映像を制作!今夕5時半~、BS-TBSで

大学の元教え子、竹内みなみさん(関大JP5期生)が初めて手がけた30分のドキュメンタリー映像が今日の午後5時半から、BS-TBSの番組『夢の鍵』で放映されます。

 

https://www.facebook.com/yumekagi/

 

在学中、デンマークに留学したり、常に前向きに取り組んできた彼女、4年前、映像ソフト制作会社TBSビジョンに就職しました。

 

「高校のときドキュメンタリーっていいなと思って、大学でその目標が大きくなっていって、『好きの力』を追ってきたら、なんとかここまで来れてました^^そのことをお知らせしたくて~~!もしよかったら見てください!」

このメッセージ、めちゃめちゃうれしかった~💡💡💡

お時間があれば、見てあげてください(録画でも~)~💡😁

5月 23

小学校時代の写真……

おとつい、南大江小学校の同窓会があったので、気分が小学校時代にシフトしてしまった……(笑)

あのころの写真を見たいと思い、あれこれと探し回ったんですが、意外なほど少なかった。

なんでやろ??

整理が悪いから、散逸してしまったのかな~(*’▽’)

以下、50年前の「かわいい頃」の姿です(笑)

やっぱり、イチビッてる写真がありましたわ!

 


5月 22

半世紀ぶり、初めての小学校の同窓会~!(^^)!

今日(5月21日)は、小学校の同窓会でした。

大阪のほぼ真ん中、谷町4丁目にあった大阪市立南大江小学校(現在は少し南西側に移っています)。

 

同窓会は1967年の卒業以来、初めて~(^_-)-☆

ということは、50年ぶりです!!

会場は、上本町6丁目の中華料理店「百楽」。

あのころ、都心部のドーナツ化現象で、3クラスだけでした。

1クラスが45人として135人。

そのうち40人が同窓会に出席してくれました。

 

半世紀ぶりに再会した人も少なくなかったです。

だれか判別できなかった人もいましたが、「今の方が武部君らしい」と言われ、びっくりポンでした~(^^;)

当時のぼくは、やんちゃでイチビリ、そして思いっきりちょかでした~(笑)

今でも直っていません……(*’▽’)

物心ついた時からの幼なじみ「けい子ちゃん」とも会え、うれしかったです。

同級生ともツーショット~(^_-)-☆

小学生時代となると、あまり鮮明に覚えていませんね。

何が一番の思い出かというと、学校の正門にちょくちょく来ていた行商のおっちゃんと妙に仲良くなれたことです。

針金を使ってピストルを作りはるんですよ。

「針金銃」!

弾は輪ゴムです。

下校時間を狙って、ぼくら小学生男子に「針金銃」を売ってはりました。

「絶対に買うたらアカンぞ!」という先生のきついお達しを無視し、ぼくは3丁ほど買っていました。

そのうち、ぼくにあれこれと喋ってくれはりまして、毎日、立ち寄っていました。

でも、10日も経たないうちに、そのおじさんの姿が消えていました……。

何かめちゃめちゃ哀しかったのを覚えています。

閑話休題――。

二次会は、同窓生のA君が経営するミナミのラウンジで。

このA君、小学生のころからエレキギターが上手で、今日もライブを楽しませてくれました~(^_-)-☆

二次会も盛り上がりました。

 

みんなで我を忘れて踊りまくったのが最高でした!

そんなこんなで、素晴らしい1日になりました~(^.^)/~~~

5月 19

叔父と甥の滋味深い物語~『マンチェスター・バイ・ザ・シー』公開中

マンチェスターの名から英国の映画と勘違いしそうだが、題名は米国東海岸の保養地で、その町を舞台に叔父と甥の触れ合いが描かれる。

絶望から再生へと一歩踏み出す姿をどこまでも寄り添って見据えた珠玉の人間ドラマだ。

© 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.

便利屋として働く独り者のリー(ケイシー・アフレック)は不愛想で、不機嫌極まりない。

そんな彼が、兄チャンドラー(カイル・チャンドラー)の突然死で、1人息子パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人になる。

想定外の展開に戸惑うばかり。

© 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.

甥は16歳の高校生。

父の死を受け止めてはいるが、やはり動揺を隠しきれない。

それでもスポーツやバンド活動、ガールフレンドとの交際と青春を満喫している。

片やリーはかつてこの町で言いようもなく辛い体験をした。

元妻ランディ(ミシェル・ウィリアムズ)との幸せな日々を回顧しながらも、その悲劇と常に向き合っている。

帰郷してからは情緒が不安定で、苦悶の表情を浮かべる。

一刻も早く町から抜け出したい。

彼の暗い心象が、冬枯れの光景と相まって映画の通奏低音をなす。

© 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.

親子とはまた異なる、叔父と甥の微妙でぎこちない関係。

しかも別世界で生きているだけに、当然、2人の間に摩擦や確執が生じる。

その距離感を、脚本も書いたケネス・ロナーガン監督が過去と現在を交錯させ、慎み深く映し出す。

互いに弱さを共有するところが胸に染み入る。

本作で今年のアカデミー賞主演男優賞を受賞したアフレックの演技が素晴らしい。

拭い去れない痛みと哀しみを体の芯から表現していた。

元妻と偶然、鉢合わせした時の凍り付いた反応がとりわけ印象深い。

 

© 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.

逆境の中での新たな出会。

それが一筋の光明を見出させる。

2人が一緒に釣り糸を垂れるラストシーンの余韻が脳裏から離れない。

本当に滋味深い映画だった。

2時間17分

★★★★★(今年有数の傑作)

☆テアトル梅田、なんばパークスシネマほか全国ロードショー

(日本経済新聞夕刊に2017年5月19日に掲載。許可のない転載は禁じます)

5月 16

オリジナル曲『たんぽぽ』の歌詞です~♪♪

ちょかBandは、未発表の分を含め、オリジナルのナンバーが20曲ほどあります。

その中で、ソロで演(や〉っている『たんぽぽ』をお気に入りの方がめっぽう多いです。

穏やかで、耳に心地よいワルツのメロディーだけでなく、「歌詞がいい」とよく言われます。

なので、その歌詞をアップします~(^_-)-☆

「たんぽぽ」 作詞・作曲 武部好伸

陽だまりのなかに ちっぽけな ちっぽけな たんぽぽ

子ネコが 寄ってきても 知らんぷり 知らんぷり 知らんぷり

そよ風に 揺れる きゃしゃな きゃしゃな たんぽぽ

何百回も踏まれても どうってことない どうってことない どうってことない

都会の片隅で ひっそりと でも胸を張って

コンクリートの裂け目から 精一杯 背伸びして

1枚の花びらが 光に誘われ ビルの谷間をひらひらと

(間奏)

昼下がりのひととき ちんまい ちんまい たんぽぽ

葉っぱを抜かれても 気にしない 気にしない 気にしない

飽きるほど 人が通り 飽きるほど 無視されつづけて

グッと耐えて 1年が経って ふと横を見ると

あどけない仲間が 健気に遠慮がちに 小花をつけていた

ララララ~ ララララ~ ララララ~……

  

5月 15

ちょかBand、MORITA BARでのライブ、大盛況でした~(^O^)/(^O^)/

昨夜、大阪・天満のMORITA BAR(盛田バー)でのライブ、えらい盛り上がりました!

大学の元教え子たち、高校陸上部の元部員も駆けつけてくれました。

 

ゲストはウクレレのりっちゃん。

 

満席(20数人)で、熱気ムンムンのなか、ビートルズの『ミッシェル』からスタート。

 

全18曲を熱演しました~♪♪

 

最後は、『酔いにまかせて』のイェーツ、イェーツ、イェーツで締め!!

 

いつも以上に、店内に大合唱がとどろきました~(^.^)/~~~

ご来場いただきました皆さん、ありがとうございました。

 

ほんまに楽しいライブになりました。

 

イェーツ~(^O^)/

 

セットリストは以下の通りです。

 

Michell〈ビートルズ〉(武部)

ちっちゃい町〈オリジナル〉(疋田)

心の小箱〈オリジナル〉(武部)

大阪〈歌謡曲:前川清〉(武部&疋田)

All of me〈スタンダード〉(武部)

デイドリーム・ビリーバー~ウクレレ~〈タイマーズ〉(門脇)

Maxwells silver hammer〈ビートルズ〉(武部&疋田)

陽よ昇れ〈有山じゅんじ〉(疋田)

 

 ~休憩~

 

女の証し〈加川良〉(疋田、ソロ)

たんぽぽ〈オリジナル〉(武部、ソロ)

Nobody knows when youre down and out or  Sweet home Chicago

〈ベティー・スミス〉(疋田)

哀愁のシングルモルト〈オリジナル〉(武部)

二人でお酒を〈歌謡曲:梓みちよ〉(疋田)

スペインの風〈オリジナル〉(武部)

サンフランシスコ湾ブルース〈武蔵野タンポポ団〉(疋田)

やけ酒ブルース〈オリジナル〉(武部&疋田)

 

「アンコール」

プカプカ〈西岡恭蔵〉(疋田)

酔いにまかせて〈オリジナル〉(武部&疋田)

 

 

5月 12

才能あふれる瀬田なつき監督の新作、『PARKS パークス』公開中

(C)2017本田プロモーションBAUS

涼風がそよぐ、そんな爽やかな映画だ。

 

公園そのものが主役で、そこにたおやかな音楽が絡む。

 

ファンタジックなポエムのような、それでいて芯のある青春ドラマに仕上がっていた。

 

東京の「井の頭公園」開園100周年記念映画。

 

この公園と全く縁のない大阪出身の瀬田なつき監督が感性豊かに映像を紡ぎ出した。

 

冒頭、満開の桜花の下、女子大生の純(橋本愛)が軽快に自転車のペダルをこぐ。

 

何とも淡い感触。

 

一気に映画の世界に引きずり込ませる。

 

公園脇のアパートで暮らす純は恋人に去られ、大学留年の危機にある。

 

全てがうまくいかない。

 

そんな彼女の元に女子高生のハル(永野芽郁)が訪れる。

 

亡き父親の過去を探るハルの謎めいたキャラクターと浮遊感が独特な彩りを添える。

 

永野の吹っ切れた演技がことさら印象深い。

 

やがて50年前に父親と恋人がテープに残した未完のラブソングが見つかる。

 

(C)2017本田プロモーションBAUS

 

その女性の孫トキオ(染谷将太)を巻き込み、3人で曲を完成させる。

 

本筋に至るまでの経緯がやや複雑。

 

それでもしなやかに物語を形作っていく瀬田監督の演出は見事としか言いようがない。

 

1960年代に刻まれた青春時代の記憶と現在の情景が重層的に交錯する中、音楽がクロスオーバーしながら前面に浮き上がってくる。

(C)2017本田プロモーションBAUS

全37曲。全編を包み込むサウンドが耳に心地よい。

 

ギターを弾き語る橋本の伸びやかな歌声が胸に響く。

(C)2017本田プロモーションBAUS

ミュージカルをまねたシーンも添えられ、どこまでも自由で開放的な作風。

 

それが本作のエッセンスだ。

 

自然光を採り入れた映像はカラッと明るい。

 

軽やかさを強調させるため、風と草木の音を視覚的に描いたのも効果的だった。

 

気がつけば、公園、音楽、映像が一体化していた。

 

何だか夢見心地に浸れた気分。

 

不思議な映画である。

 

1時間58分。

 

★★★★(見逃せない)

 

☆シネ・リーブル梅田で公開中、13日から神戸国際松竹で公開

 

(日本経済新聞夕刊に2017年5月12日に掲載。許可のない転載は禁じます)

5月 01

ちょかBandのライブ、満員御礼です~!(^^)!

 

今日から5月ですね~!(^^)!

 

14日、天満・MORITA BAR(盛田バー)でのちょかBandのライブ、おかげさまで早くも予約で満員御礼となりました。

ほんまにありがとうございます~!!

 

ご希望の方はキャンセル待ちとなります。

 

悪しからず。

あと2週間、本番に向けて、仕事の合間に一生懸命、練習しよっと~♪♪

4月 15

あの4人が再びスクリーンを疾駆する~『T2トレインスポッティング』公開中

 

あの4人が帰ってきた!

 

英国北部スコットランドを舞台に鮮烈な青春群像を描いた『トレインスポッティング』(1996年)の続編。

 

質的に前作よりもグレードアップしている。

 

ピカレスク(悪漢)映画の代表作になるだろう。

 

 

薬物漬けの4人組が闇取引で得た大金を仲間の1人レントンが持ち逃げした。

 

1作目のこの結末から20年後、オランダで会計士になっていた彼が悄然と故郷に戻ってくる。

 

レントンに扮したイアン・マクレガーをはじめ前作と同じ俳優が4人を演じる。

 

スタッフも同じだ。

 

壮年になっても、彼らはパッとせず、相変わらず社会の落ちこぼれ。

 

そこが映画の〈芯〉になっている。

 

 

シック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)は売春やゆすりで稼ぐ。

 

ジャンキーのスパッド(ユエン・ブレムナー)は家族から愛想をつかされ、孤独に苦しむ。

 

レントンは起業を図るも、うまくいかず、失意の淵に沈む。

 

みな空回りばかり。

 

そんな3人に比べ、殺人罪で服役中のベグビーだけは異常なほどにエネルギッシュだ。

 

 

レントンへの復讐に燃える激情的な暴力男に扮したロバート・カーライルの煮えたぎる演技は圧巻の一言に尽きる。

 

エディンバラの街を疾駆した青春時代の一コマを随所に挿入し、郷愁を添えて時代の変遷を意識させる。

 

その一方で、シュールな映像でスタイリッシュな味をかもし出す。

 

軽快なテンポも健在。

 

ダニー・ボイル監督の職人肌的な演出が冴える。

 

女性はたくましくなっているのに、4人はいつまでも青年のまま。

 

しかし物事を見る目が多少なりとも養われた。

 

それを生かし、再生を求めて始動するひたむきな姿を活写する。

 

だからこそ爽やかに感じるのだ。

 

彼らの今後の行く末はいかに?

 

ここまで来たら、20年後の熟年期に三度、同じ俳優を使って第3弾を撮ってほしい。

 

1時間57分

 

★★★★★(今年有数の傑作)

 

☆全国で公開中

 

(日本経済新聞夕刊に2017年4月14日に掲載。許可のない転載は禁じます)

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