9月 16

ニース&コルシカ島紀行(6)9月6日~「ケルト」の匂いがする古代遺跡へ

コルシカ島には古代ケルトの痕跡がないと思い込んでいたら、旅立つ直前、この島を訪れたことのある知人のⅯさんから「こんな遺跡がありますよ」と写真を送ってきはりました。

見ると、いかにもケルトらしい人面を刻んだメンヒル(立石)が~!!

ビビっときた~❗

そこはFilitosa(フィリトザ)の古代遺跡。

これはぜひとも現場を踏まねばならないと思い、今回の旅の最大の目的になりました。

Ⅿさんの情報がなければ、見落としていたところ。

改めてありがとうございます~❗❗

その遺跡は島の南西部の山間部にあります。

コルシカ島の大半が山なのです。

標高2700メートルの高山もあり、冬には「地中海にあるスキー場」として知られているそうです。

ぼくの旅はいつもバスや鉄道などの公共交通機関を使っています。

それで行けない場所なら、多少、お金がかかるけれど、タクシーを利用せざるを得ません。

辺鄙なところにあるフィリトザ遺跡へはそれしか方法がありません。

アジャクシオの観光案内所でタクシー(大型のバン)を呼んでもらい、一路、遺跡へ向かってゴー~💨

道中、くねくね曲がった山道。

ほんまに「山の島」です。

山間の村

緑の中にある村はどこも美しい

どの車もビュンビュン飛ばしてます~💨🚙💨

よほど運転に自信のある人でないと、しんどいかも~😅

運転手はアジャクシオ生まれのジョルドーさん。

スキンヘッドが決まってます(笑)

見かけはいかついけれど、非常にシャイなお方でした~✨

英語をほとんど解せず、単語の羅列で何とか意志疎通を図りました。

彼が言うには、コルシカ人はフランス語を日常会話で話しているけれど、多くの人がイタリア語も喋れると。

コルシカ語は?

「うーん、ちょっとだけ」

カーラジオはずっとイタリアの放送局の音楽番組を流してはりました。

道路表示などはフランス語とコルシカ語の二言語表記です。

上がフランス語、下がコルシカ語

同じく上がフランス語、下がコルシカ語

1時間半の何ともドラマチックなドライブの末、ようやくフィリトザに到着。

結構、観光客が来ていました。

それなりに広い遺跡の中に、「古代の石たち」が点在していました。

住居、儀礼の場、埋葬地……、6000年前からの人の営みがしかと残っていました。

そして、人面のメンヒルたちとの対面。

それらの真相は謎に包まれていますが、ケルト人の影響を受けているのは間違いないと思います。

何せかなり特殊な造形ですから。

「よぉお越し~。長い間、待ってましたんやで」

顔立ちが一番鮮明なメンヒルがぼくに声をかけてきたように思えました。

これまで数え切れないほど多くの「ケルトの遺物」と対峙してきましたが、いつもこのように声がけされました(笑)

ということは、これもやはり「ケルト」と密接に関わっている??

何とも非科学的な話ですんません~😅

これらの石たちは近い将来、著すことになる古代ケルトの本に必ず盛り込むつもりです~😃

何はともあれ、心底、この島にやって来てよかったと思いました。

9月 16

ニース&コルシカ島紀行(5)9月6日~コルシカ島ってこんなところ

コルシカ島は思っていた通り、独特な風土でした。

フランスなのに、かなりイタリアっぽい。

1769年にフランス領になるまで、ピサやジェノバのイタリア諸侯の領土だったので、納得できます。

固有のコルシカ語もありますが、島民はみなフランス語を喋ってはります。

「コルシカ(Corsica)」というのはコルシカ語表記で、フランス語では「コルス(Corse)」になります。

大きさは広島県ほど、人口は約30万人。

コルシカ旗は、顔の黒いムーア人の横顔をあしらったもので、インパクト度からして絶対に目を惹き付けられます~💡

ムーア人は、6世紀から11世紀にかけてコルシカ島をはじめ地中海沿岸のヨーロッパ諸国を占領したイスラム教徒のこと。

旗の由来は諸説ふんぷんです。

これ、ムーア人を打ち破ったスペイン東部アラゴン王国の紋章で、いわば「戦利品」を国のシンボルにしていました。

それをコルシカが借用したというのです。

こんな説もあります。

約500年間、異教徒の支配に耐え抜いた先祖の気概に敬意を表し、あえて「敵側」の顔をデザインに採り入れた…………。

この発想がすごい❗

コルシカ島の南に浮かぶイタリアのサルディーニャ島の旗も同じものです。

反権威意識と自立心が強いのか、長年、フランスからの独立運動が続き、1970年代には過激分子によるテロ活動がしばしばニュース沙汰になっていました。

「独立」の文字が気になります……((+_+))

今ではそういう動きは沈静化していますが、反フランス意識は根強いみたいです。

何せ、フランス本土の人から「辺境の民」として蔑まされてきた苦い歴史もありますから。

その意味では、ケルト色の強いフランス北西部ブルターニュとよく似ていますね。

イギリス(UK)ではスコットランドやウェールズ、スペインではバスク、ガリシア、カタルーニャ……。

民族的に「中央」と異なり、固有の文化、歴史にアイデンティティーを求める、そんな「地域」とそこの住民にぼくはたまらなく惹かれます。

昨日から滞在しているアジャクシオは県庁所在地で、島最大の街です。

といっても、人口はたかだか6万人程度。

しかし港にはフランス、イタリアからのフェリーの他、豪華客船も頻繁に入港しており、観光客が非常に多いです。

だから、コスモポリタン的な様相を呈しています。

海水がきれいなので、わざわざ泳ぎだけを目的に来る人もいるそうです。

そして、ここはナポレオン・ボナパルト(1769~1821年)の生誕地。

生家は観光スポットになっています。

反フランス感情の強い地から、フランスの英雄が生まれた。

何というパラドックス~❗

ロシア嫌いが多いジョージア(グルジア)生まれのスターリンが、後にロシアを軸にしたソ連の指導者になったのとよく似てますね。

島に来てまだ2日目ですが、思うがままに雑感を書かせてもらいました。

9月 16

ニース&コルシカ島紀行(4)9月5日~フェリーでコルシカ島のアジャクシオへ

ニースのフェリーターミナルに巨大な船体~❗❗

これ、コルシカ島へのフェリーです。

イタリアの船会社「コルシカ&サルディーニア・フェリー」。

午後2時半に出港し、午後7時55分にコルシカ島西部の中心地(県庁所在地)アジャクシオに到着します。

ざっと5時間半の船旅~🚢

見た限り、乗客の7割がフランス人、残りがイギリス人、ドイツ人、スペイン人、北欧人といった感じで、アジア系はぼくらだけみたい。

イタリア人は自国からダイレクトに渡れるので、見かけません。

地中海はいたって波静かです。

穏やかな陽光が降り注ぐ中、デッキでベンチシートに身を沈める乗客たち。

ニース産のIPAビールをちびちびやりながら、ボケーッとしていると、アホになりそう~😅(笑)

夕食はフェリー内のレストランで。

イタリアの船会社なので、料理はほとんどイタリアン。

ぼくはラザーニャとタコのサラダ、そしてイタリア産の赤ワインをオーダーしました。

タコがやけに硬い!!

そんなこんなで、時間がゆるりゆるりと流れていくフェリーの船上でした。

     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

コルシカ島の中心地アジャクシオの港に到着し、投宿したホテルがひどかった!

窓のサッシが4分の1ほどしか上がらず、しかも固定できず、ズルズルと落ちてきますねん。

フロントのおじさんに言うと、「ノープロブレム」。

あんな、ここはインドとちゃいまっせ~😡⚡

怒りの顔を作り、「他の部屋に変えてちょうだい」とプッシュしたら、「満室で、それはできまへんねん」との回答。

ありゃ~😵🌀

すでにクレジットカードで宿泊代が引き落とされており、今から別のホテルに移るのも無理なので、ここで3泊せなあきません~😭

まぁ、しゃあないか………。

サッシは写真のように家具をはさみ、何とか外気が入ってくるようにしましたが~(笑)

コルシカ島はホテルの数が少なく、かなり早くから押さえておかないといけないようで、いつもの旅のように飛び込みでは厳しいみたい。

もっと早めに準備しとけばよかった~と一瞬、反省したけど、一晩寝たら、もうすっかり忘れてしまいましたわ~✌(笑)

9月 16

ニース&コルシカ島紀行(3)9月4日~コート・ダジュールを避け、町中の公園へ

ニースといえば、「コート・ダジュール(紺碧の海岸)」を象徴するビーチで知られていますね。

「フレンチ・リヴィエラ」とも呼ばれています。

こちらに来て、まだ地中海を目にしていなかったので(笑)、プロヴァンス鉄道でのエクスカーションのあと、街の南側にあるビーチに足を運びました。

そこには絵に描いたようなバカンス光景が広がっていた~!(^^)!

ここは砂浜ではなく、小石の海岸です。

裸足では熱くて歩けません。

海水は結構、透明度が高いんですが、何せ冷たい~😓

泳いでいる人はあんまりいませんね。

延々、5キロにも及ぶ「プロムナード・デザングレ(イングランド人の海岸通り)」は華やいでました。

まだ当分、バカンス・シーズンが続きそう。

かつて海に浮かぶ巨大なカジノがビーチの中央にあり、それがニースのランドマークだったそうです。

1944年、火事で全焼…………。

火災で全焼したときの写真

案の定と言いますか、中国人の団体さんが目に付きますな~。

ぼくは正直、人がぎょうさん詰めかけるリゾート地・観光地はどうも苦手です。

好きではありません。

早々に退散し、住宅街の公園へ「避難」しました。

そこでは、年配者がペタング(鉄球転がしゲーム)に興じたり、子どもたちがメリーゴーランドを楽しんだり、ご老人が談笑したり~。

アメリカの偉大なジャズマン、ルイ・アームストロングとライオネル・ハンプトンの胸像があったのにはびっくり。

「マイルス・デイヴィス通り」「ディジー・ガレスピー通り」という表示もありました。

彼らはみなニースに演奏しに来たことがあったのかな?

確かにアメリカではジャズが衰退し、フランスに流れて行ったジャズマンが少なくありません。

フランス人はジャズが好きなんだ!

何とも長閑な公園の情景を眺めながら、フランス産のビール、クローネンベルクを口にしていましたが、このビール、現在、デンマークのカールスバーグ社の傘下に入っていることを知り、ちょっとショックを覚えました(笑)。

9月 15

ニース&コルシカ島紀行(2)9月4日~プロヴァンス鉄道で山間部のアントルヴォー村へ

日本で超大型の台風21号が猛威をふるっていた4日の火曜日はニースの博物館がすべて休館日とわかり、愕然としました。

この日に博物館巡りをしようと思っていたのに…………。

ヨーロッパでは月曜日=休館日という固定概念(思い込み)があったのが大失敗でした。

いつもながら詰めが甘い😱

まぁ、こんな場合は臨機応変に行動せなあきまへん。

そこで、南側の海辺ならぬ、超ローカルなプロヴァンス鉄道に乗り、反対の山岳地帯を目指しました~🚃💨

一番前の座席に陣取ったら、太っちょの運転士さんがドアを開けてくれ、前方の景色が丸見え~👍

おーっ、最高の特等席になりました~❗

メルシー・ヴォク~👍

実はこの鉄道、40年以上前の学生時代に乗ったことがあるんです。

真冬の2月、ヨーロッパを放浪中にニースに立ち寄った際、完全に冬枯れ状態で閑散としており、暇潰しにプロヴァンス鉄道に乗りました。

その時、車両にいたのはぼく1人だけでした~😅

1つ前の車両。学生時代に乗ったのはもっと旧式でした

今回、Facebook友達のEさんからこの鉄道を勧められ、懐かしさのあまり再乗車と相成りました~😁

車両が思いっきり新しくなっていたのにはびっくり😲

まだバカンスシーズンとあって、乗客の大半が観光客で、ほぼ満席。

それにしても、運転室で運転士さんと車掌さんがずっと喋りまくっているのがオモロイ~ハハハ(笑)

行き先は山あいの村、アントゥレヴォー(Entrevaux)という、中世の佇まいをそのまま宿している古色蒼然とした村です。

アントレヴォー駅で下車する人たち

その村の空気に触れた途端、思わず和んでしまいました。

フランスの地方の町村に行くと、必ずタイムスリップしてしまう素敵な旧市街があります。

アントゥレヴォーはそれをギュッと濃縮させた感じです。

村の北側に石灰岩の山がそびえています。

プロヴァンスはセザンヌが画布に取り込んだようにすべて石灰岩ワールドです。

その山の頂(約300メートル)にデンと構えるカテドラルへ登りました。

気温が22度、湿気がほとんどなく、首筋の汗がすぐに吹き飛んでしまった~💨

この村を訪れる人はフランス人だけでなく、イギリス人、ドイツ人、イタリア人、北欧の人……と国際色が豊かです。

ヨーロッパでは結構、知られたスポットらしいですが、日本ではなじみがないですね。

ぼくは6回、フランスを訪れています。

どこの国でもそうですが、「ケルト」の取材は田舎ばかりで、都会とは無縁です。

だから花の都パリには、美術館巡りでまだ2回ほどしか訪れていません~(笑)

パリの魅力はよくわかります。

しかし、フランスは文句なく地方が素晴らしい~❗

景色、風土、人間的な優しさも~。

「フランス=パリ」から少し脱却すれば、この国の「良さ」がもっとわかると思います。

生意気言うてすんません~🙇💦💦

何はともあれ、アントゥレヴォー村の写真をご覧ください~!(^^)!

山頂へ登る途中、こんなレリーフが!!

眼下に見えるのがアントレヴォー村

9月 15

ニース&コルシカ島紀行(1)9月3日~ニースではアパルトマンの「民泊」に投宿し、古代遺跡へGO~

2018年9月2日の午後11時45分、関西国際空港からエミレーツ航空でドバイ→ニースへと飛び立ちました。

一昨年のスペイン取材旅行もこの便でした。

搭乗すると、美味な料理とワインをいただいて眠るだけ~😪💤💤

南仏ニースには3日午後1時半(日本時間で午後8時半)に到着しました。

トランジットの時間を入れると、随分、時間がかかりましたが、エミレーツ航空はサービス、客室乗務員の愛想の良さ➕美人とイケメンの多さ、機内食、機体の質(美しさ、装置の斬新さ)などから判断してダントツだと思います~😁

機内の設備が充実している

それはさておき、ニース駅前に程近い街中にある宿屋へ向かいました。

今回の旅は珍しくすべて事前に宿を予約しています。

そこは5階建てのアパルトマン。

1階が美容院で、近くに飲み屋、カフェ、大衆レストランがある非常に庶民的なロケーションです。

ブザーを押し、鉄の扉が開くと、目の前に年代物のエレベーター~❗

これまでの旅でしばしばお目にかかっているので、全く驚きません~(笑)

もっと古いのを知ってますから。

そのエレベーターで3階(日本で言えば、4階)に上がり、事前に教えてもらっていた暗証番号でドアの横にある「金庫」を開けると、部屋のカギがありました。

やれやれ~👍

で、部屋はこんな感じです。

IH調理台、電子レンジ、炊事場があり、調理ができます。

奥がシャワー&トイレ。

無理やり「上階」に寝室を付けた感じですが、階段で上っていくところが何ともオモロイ~😁

ただ、天井が低く、腰を屈ませないと、頭を打ってしまうんです~😣

すでに入室1時間で5回もガツン、ガツンとぶつけてしまった~(笑)

窓からの眺めは、ひと昔前のフランス映画に出てきそうな情景です。

こういう部屋が8室あるということは、「民泊」から本格的に「民宿」に変えたということかな。

結局、オーナーの人と顔を合わせずじまい~😅

コート・ダジュールの中心地ニースに来たのに、高級リゾート地とは真逆の世界に埋没しております~😁

実はこういうのん大好きなんです~💛

一段落してから、駅前の観光案内所で街の地図をもらい、目的地のシミエ(Cimiez)考古学博物館へバスで向かいました。

この地の先住民はリグリア人という民族で、のちにケルト系住民(ガリア人)がやって来て交ざり、やがてローマ帝国が入り、高度な文化が築かれました。

その時期がガロ=ローマ期です。

ガリア人とローマ人の文化が融合した時期。

博物館に隣接する遺跡はその時代のもので、残念ながら、ケルト=リグリア人の痕跡を見届けることができませんでした。

ガロ=ローマ期時代の村の再現模型

遺跡に隣接している赤い邸宅がマティス美術館です。

そこには後日、訪れます。

野外劇場もちゃんと残っており、子どもたちの遊び場になっていました。

ヨーロッパでは古代ローマの遺跡が現代の街と見事に溶け込んでいます。

そういうところがすごく羨ましい。

8月 30

9月2日~13日、南仏ニース&コルシカ島を旅します~(^_-)-☆

今年の「ケルト」の旅は南仏ニース&コルシカ島です。

ニースはコート・ダジュールの中心地。

リッチなバカンスをイメージされるでしょうが、それとは全く無縁で(笑)、古代遺跡と考古学博物館を巡ってきます。

地中海に浮かぶコルシカ島は、「ケルト」とは関係なく、反フランス色の濃い地でありながら、英雄ナポレオンを生んだ、その独特な風土を見聞するためです。

特産のワインとヤギのチーズを堪能するのも目的ですが~(^_-)-☆

いつもは航空券だけを購入し、行き当たりばったりの旅ですが、今回はリゾート地とあって、「宿を押さえとく方がええですよ」と南仏オタクの知人にアドバイスされ、今、必死でホテルを探しています~😅

ニースは駅前のアパルトマンにしました。

部屋がめちゃキレイな民泊ですわ(モグリとちゃうと思います)。

正直、リゾート地や人の多い観光地は好きゃないんです~😅

今回は3年ぶりに嫁さん同伴の旅。

ワイン三昧になりそう~((+_+))

9月2日(日)に発ち、13日に帰国します。

出発ギリギリまで執筆すべき原稿あります。

バタバタ、バタバタしそう~((+_+))💨💦

8月 24

老宰相の苦悩をあぶり出す~英国映画『チャーチル ノルマンディーの決断』(25日公開)

第2次大戦時に英国を率いたチャーチルの映画を今年、2本も観られるとは思わなかった。

本作は連合国を勝利に導いたノルマンディー上陸作戦をめぐり、苦悶する老首相の姿を赤裸々に浮き彫りにする。

© SALON CHURCHILL LIMITED 2016

3月公開の『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』では、1940年5月10日に首相就任直後、ダンケルクの撤退作戦を決断した強靭なリーダー像を前面に打ち出した。

ここではその4年後に焦点を当てている。

戦争が長引き、さすがの名宰相も指導力やカリスマ性に翳りが出てきた。

70歳。

老いも忍び寄る。

そんな時、上陸作戦が立案される。

© SALON CHURCHILL LIMITED 2016

この作戦に唯一、異を唱えたのがチャーチルだった。

全く知らない事実とあって驚いた。

反対理由が次第に物語の重しになってくる。

主演を務めた英国演劇界の重鎮ブライアン・コックスが圧倒的な存在感を示した。

連合軍最高司令官アイゼンハワー(ジョン・スラッテリー)に自分の意見が却下され、うつ状態になっていく様子が秀逸だ。

© SALON CHURCHILL LIMITED 2016

作戦を呪い、中止されんことを祈願する場面では、シェークスピア悲劇のリア王のごとく仰々しいセリフ回しを披露。

この俳優ならではの風格ある立ち居振る舞いにうならされた。

© SALON CHURCHILL LIMITED 2016

『ウィンストン・チャーチル~』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマンに比肩しうる演技力を見せた。

どちらがチャーチルに似ているかといえば、コックスの方に軍配を挙げたい。

オーストラリア人のジョナサン・テプリツキー監督は作戦決行までの96時間を丁寧に再現。

「独り芝居」を際立させ、あえて地味な映像に仕上げた。

その中で妻クレメンティーン(ミランダ・リチャードソン)との夫婦愛を滋味深く描いた。

どこまでも寄り添う2人。それが映画のテーマのような気がした。

© SALON CHURCHILL LIMITED 2016

© SALON CHURCHILL LIMITED 2016

1時間45分  

★★★★(見逃せない)

☆25日(土)~テアトル梅田、T・ジョイ京都、9月15日(土)~シネ・リーブル神戸で公開。

(日本経済新聞夕刊に2018年8月24日に掲載。許可のない転載は禁じます)

8月 24

25日(土)、阪急うめだ本店でミニトークをします~(^_-)-☆

阪急うめだ本店の9階催場で開催中の特別イベント『素晴らしき時代マーケット』(27日まで)。

ビンテージのファッションやグッズが販売され、めちゃゴージャスな雰囲気です~😁

その会場で明日の25日(土)、特設の「タイム トラベル バー(TIME TRAVEL BAR)」でぼくがミニトークをします。

タイトルは『魅惑の洋酒こぼれ話』。

14時と16時の2回です(それぞれ30分程度)。

「普段、バーで喋ってはることをお好きなように」と百貨店の担当者から言われていますが、はて、何を話そうかな??

特設バーの吉田さんというバーテンダー、京都・亀岡の方らしいです。

全く知りませんわ~(^^;)

何でも、バカラのグラスでお酒を提供しはるそうですよ、ウフフ~(^_-)-☆

お時間のある方、暑気払いに冷やかしに聴きに来てください~!!

8月 21

『あまから手帖』9月号にぼくの対談が載ってます~(^_-)-☆ 25日発売!

『あまから手帖』9月号の見本誌が届きました。

ぼくの対談原稿が写真付きで載っています。

何と6ページ特集~❗❗

なんですが……、対談は3ページ分(笑)。

あまり詳しくない(飲まない?)バーボンのメーカーズ・マークについて、S社の女性ブランドマネジャーさんを相手に好き放題に喋りました~(笑)

ほんま、笑顔、笑顔の楽しい対談でした~(^_-)-☆

このときは口ひげを生やしてますよ~(^^;)

25日に書店に並びます!!

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