ユトランド半島の北部に位置するオールボー(Aalborg)に来たのは2つの目的があったからです。
1つ目は、ジャガイモを主原料にした北欧の蒸留酒アクアヴットの代表的な銘柄「オールボー」の工場を見学すること。
オールボーの町で製造されたので、その名を冠しています。
洋酒愛飲家の方なら分かってくれはると思いますが、一般には馴染みが薄い~😅
バーでも置いているお店が少ないです。
ある意味、ジャガイモの焼酎……。
アクアヴット(Aquavit)とは「生命の水」のこと。
ウイスキーも同じですね~💡😁
マイナー志向のぼくには気になって仕方がないお酒なんです。
「オールボー」の蒸留所は町の西外れにありました。
レンガ造りの巨大な建物。
しかし、どうも様子がおかしい……。
稼働している様子がなく、ブルドーザやクレーン車が頻繁に構内に入っていくのです。
作業員のおじさんに聞くと……(英語が通じるから楽チンです)。
「2年前、ノルウェーの大手酒造メーカーに買収されてから、オスロの近くで造られてます。以来、解体工事を続けています」
ガーン~❗😨❗
そんなアホな。
「日本からわざわざ来たんですよ~❗」
ほんま、詰めが甘かった。そういう事実になっていたとは……。
そのおじさん、あまりに落胆していたぼくを気遣い、「記念に写真を撮ってあげますわ」。
おおきに、ありがとさんです~💡😁
気を取り直し、2つ目の目的地リンホルムという場所に市バスに乗って向かいました~🚌
そこは北欧最大のヴァイキング遺跡のある所です。
800年ごろから250年間、イギリス、アイルランドなど西ヨーロッパの沿岸を荒らし回った海の民(海賊?)です。
アイルランドの首都ダブリンはヴァイキングによって築かれた町です。
つまり、今の北欧の人たちにとってご先祖に当たります。
ぼくが追い求めている「ケルト」とも密接に絡んでおり、デンマークに来たら、必ずここを訪れようと思うてました。
羊が放牧されている、なだらかな丘の斜面に数え切れないほどの石が点在していました。
埋葬(火葬)の跡、住居跡などです。
羊の横でそれらを眺めていると、略奪を繰り返す恐ろしいヴァイキング像が脳裏に浮かんできますが、実際は北欧で農耕や漁業を営む穏やかな定住者だったようです。
ヴァイキングの装飾、紋様がケルトのそれと似通っているのが気がかりです。
夜になると、雨がひどくなり、気温もグンと下がってきました(12~13度)。
こんな天気、大嫌いや~❗😨❗
とにかく体を温めようと、晩御飯はちょっと贅沢し、デンマークの郷土料理をはじめ50数種類のおかずをビッフェ形式でいただけるレストランに入りました。
これぞ、本場のバイキング料理~(^_-)-☆
ポークの料理が多いです。
3皿食べたので、腹一杯になりました。
白ワインと赤ワインを味わい、締めて日本円で3500円。
まぁ、妥当ですかね~( ^^) _旦~~
満足、満足。