武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

ケルト スペインひとり旅(2016年9月)

スペインひとり旅(2)

投稿日:

普段、街中に住んでいるせいか、旅に出ると、無性に田舎に行きたくなります。

この旅の対象である古代遺跡も僻地にありますし。

ということで、今日(9月2日)はマドリッドから小旅行。

目的地は東方に位置するグレドス山脈にある山間の小さな町(Arenas de San Pedro)。

バスで行きます。

宿の近くのカフェでのんびり朝食を取りながら、バスの便を確認。

えっ!!

てっきり近くのバスターミナルからそのバスが出ると思っていたら、南方にある別のバスターミナルから発車することがわかり、あわててカフェ・コン・レチェ(ミルク入りコーヒー)を飲み干し、地下鉄の駅に向かいました。

大阪で言えば、梅田から天王寺まで~といった感じ。

タクシーの利用は全く念頭になかったです。

バスの出発時間が午前9時。

あと30分しかあらへん。

乗り遅れたら、次は午後1時の便。

何としても乗りたい。

焦る、焦る~m(__)m

このパターン、よくあるな~(*_*)

駅に駆けつけたのはええんですが、自動券売機での切符の買い方がわからへん。

交通局の女性職員に英語で伝えたら、手取り足取り(足はウソです)、教えてくれました。

これでマドリッドの印象がめちゃめちゃ良くなった~(^-^)v

ホームに駆け降り、運よく発車間際の電車に乗り込めた。

よかった、よかった。

dsc_0037

そう思ったのもつかの間、顔が真っ青になった。

「しもた!!!」

反対方向の電車に乗ってしまったのです。

このパターンもよくある~(涙)

焦っていたら、ろくなことありませんね、ほんまに。

次の駅で降りてUターン。

何とかバスターミナルに着いたのですが、でっかくて勝手がわからへん。

インフォメーションのお姉さんに目的地を告げると、発車まで時間がないのがわかり、英語で大声で叫んでくれました。

「44~!!!」

フロア全体に響きました。

同時に、切符窓口を指差してくれはりました。

猛ダッシュ~

お姉さんの迅速な対応に、マドリッドにますます好感が持てたと思う暇もなく、切符を買い求め、発車直前のバスに駆け乗りました。

滑り込みセーフ。

やれやれ~(^o^;)

しかし、バスは15分遅れで出発……。

あぁ、あぁ~、何のこっちゃ。

まぁ、よかった、よかった、運がいいと自分を慰めていました~(笑)

dsc_0038

 

-ケルト, スペインひとり旅(2016年9月),

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プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。