南インドに来て以来、基本的に毎日、三食すべてカレー風味です。
朝からそうです。
日本のカレーのようなとろみのある料理は実は少なくて、スープ状のものがほとんど。
めちゃめちゃ辛いのもあれば、酸味を利かせたのもあり、具材もバラエティーに富んでいて、どれもすごく美味しいです~(((^^;)
とりわけ、ミールス(Meals)という定食はほぼ毎日、食べています。
数種類のおかずをライスに混ぜて頂きます。
北インドはナンですが、南インドはお米のご飯。
それほどパサパサしておらず、日本のご飯とちょっと似ていますよ。
ミールスは、たいていバナナの葉っぱの上にのっていますが、最近はステンレス皿が増えてきているようです。
値段は70~90ルピー(約140~180円)。
外国人の場合、スプーンを出してくれます。
ぼくは旅の途中から、時々、現地の人たちと同じように右手を使って口に入れています~(^-^)
この方が食べやすいから。
知らぬ間にインド人化してるぅ~(((^^;)
食事の前と後に、「WASH」と書かれたところで手を洗います。
それで衛生面もバッチリ!
食堂で出される水は、申し訳ないけれど飲みません。
お腹をこわしたくないから~!
だから、常に携帯しているペットボトルの水を飲んでいます。
「インドに行ったら、お腹をこわすよ」と旅立つ前、多くの人に言われました。
幸い、体調はすこぶる快調です。
やはり、水に留意しているからだと思います。
宿屋で歯磨きする時も、必ずペットボトルの水を使っています。
ケララ州ではそこまで神経質になる必要はなかったです。
間違って水道水を口にしてしまったことがありましたが、ノープロブレムでした。
タミール・ナドゥ州ではやはり用心しておくに越したことはありません。
ヨーロッパへの「ケルト」の取材旅行でもそうですが、ペットボトルの水はこういう個人旅行では絶対に不可欠ですね。
で、カレー風味ですが、日本にいてもぼくは週に3回、カレーを食べている「カレー大好き人間」なので、こちらの料理は全く平気です。
飽きてもきません。
むしろマサラ風味でないと、物足りなく感じられるようになってきました(笑)
それに、お通じがすごくいいんです。
まさに薬膳ですね!
もちろん、だしと醤油味は恋しいですが……(((^^;)
ただ、こちらは宗教的にヴェジタリアン料理が多く、それがちょっと辛い時もあります。
先日、泊まったラーメシュワラムは巡礼者が多く、町の食堂はほとんどがヴェジタリアン向けで、「Pure Vegetarian と明記した店が目につきました。
なので、丸2日間、肉けなしでした~(((^^;)
これは結構、こたえますね。
活力が出ぇ~へん(>_<)
せめて魚くらいは欲しい。
ビーフ、ポーク、チキン、マトン…、何でもええから、お肉食べたい~(T_T)
そんな切望感を抱き、ティルティラパッリの町のバーで、付きだしのピリ辛チキンを冷えていない(笑)ビールで味わいました。
付きだしなのに量が多く、もう一皿追加したら、それで十分、お腹が満たされました。
飛び上がるくらい満足した~(^O^)/
食事+お酒は、インドに来て初めてだったかも。
やっぱり晩酌がないと物足りないですな~(^-^)
普通の食堂はまずアルコール飲料を置いていませんからね~(((^^;)
そういえば、カニャークマリ近郊のスチンドラムの町に出向いたとき、スパイシー・ビーフを出してくれたバーがありました。
インドで牛肉~!!??
びっくりしましたが、店員に訊くと、「クリスチャンだから、関係なし」と。
なるほど。
他の客もビーフをアテにビールを飲んではりました。
お酒の飲めるところも少ないですね。
大都会のシティホテルに行けば、ゴージャスなバーがあると聞いていますが、ぼくが訪れたのはたいてい田舎町、そんなシャレたところはありませんでした。
マドゥライやティルティラパッリなどの都市なら、中堅のホテルにバーを併設しているところもありました。
「BAR」「BEER&WINE」と書かれた看板が胸を高まらせます。
みな、たいていビールを飲んではりました。
ウイスキーはワンショットで、100~150ルピー(約200~300円)と割高。
田舎の町では、国産ウイスキーばかり。
すべてブレンデッドです。
スコッチは、シングルモルトはおろか、ブレンデッドですら眼にしたことはなかったです。
バックバーのお酒も国産のものばかり。
たまにウイスキーをオーダーしている人を見かけましたが、香りや風味を満喫するなんてことはさらさらなく、グビリと一気飲みしてはります。
琥珀色の液体が酔うための飲料として飲まれているのが、無性に悲しかったです。
ウイスキーを飲み干した人に、「口に含んで、ゆっくり味わう。それがウイスキーの楽しみですよ」と言っても、わかってもらえなかったです~(*_*)
現在、インドは世界最大のウイスキー生産国であり、消費国です。
でも、ホンマもんのウイスキーかどうかわからない代物が結構、あるみたいですねぇ。
夜、宿屋でチビチビやりたかったので、酒屋もよく探しましたが、ほんまに少ない。
見つけたときは、めちゃうれしかったです。
日本のようなこぎれいなリカー・ショップをイメージしてもらったら困ります。
薄暗い店舗の前にカウンターがあり、奥と横の棚にお酒が並んでいます。
盗難避けなのでしょうか、中には鉄サクがついている店もありました。
だから、客は店内に入れません。
お酒はラム、ブランデー、ウイスキー、ジン、ウォッカ、そしてビール。
みな国産品で、たいていボケットサイズ(180ml)です。
ウイスキーは100~200ルピー(約200~400円)で、他のお酒はだいたい100ルピーでした。
客は店の前に来て、ほしいお酒を言えば、中にいる店員がそれを取ってくれます。
何かに警戒しているようで、どの店員も目つきが悪く、愛想も最低でした。
何だかドラッグの密売所のような妖しい雰囲気なので、写真撮影ができなかった~(‘;’)
ぼくはラム、ブランデー、ウイスキーを買いました。
正直、味はいまひとつ。
どれも甘味が強いんです。
甘味料を添加してるのかも……。
日本には絶対に入っていない「COSMOPOLITAN」というインド産ウイスキーが100ルピーで売っていたので、お土産にと6本まとめて買いました。
しかし日本に持って帰れなかった!!
税関で没収~??
ちゃいます。
インド滞在中、すべてぼくのノドを通っていったから~(・。・;
せめて1本くらい日本に持ち帰りたかったなぁ~。