昨日、アップした日経新聞の「シネマ万華鏡」の拙稿。
金曜日夕刊の文化面で月に2度、映画の原稿を寄稿していましたが、昨日をもって「上がり」となりました。
2006年からなので、13年間も続けてきたことになります。
トータルで305本の映画~!
毎回、エッセイ風に好き放題に書かせていただき、編集の方には感謝しています。
何よりも、ほとんど接点のなかった日経新聞とご縁を作ってくださった元デスクのCさんにはほんまにありがたく思うています。
ジャーナリズムの本質に迫った骨太な社会派映画『記者たち~衝撃と畏怖の真実』で締めくくれたのがほんまによかったです。
どうして「上がり」かと言うと、4月以降、東京の原稿を流用することになったからです。
以前から他の全国紙ではそうなっており、日経の大阪本社が最後の牙城でした。
時代の流れですね……。
よくぞここまで踏ん張ってきたものです。
すべて東京中心。
メディアの世界も東京一極集中の趨勢に逆らえなくなってきました。
海外ではちょっと考えられないことです。
先進諸国の中で一極集中を続けているのは日本だけ。
全くよろしくない事態だとぼくは受け止めています。
かつて全国紙の大阪本社はどこもこちらの書き手に原稿を依頼し、独自に映画のページを作っていたのですが……。
うだうだ言っても仕方がありません。
残念ですが、現実をきちんと受け止め、これからも映画を観続けていこうと思っています。
そして、大阪に踏み留まり、執筆テーマ(映画、ケルト文化、洋酒、大阪)をあれこれと表現・発信していくつもりです~(^_-)-☆
日経を購読していた時は、とても興味深く拝読していました。関西での試写会も少なくなったような……気のせいでしょうか
日経大阪本社は、映画原稿について長年、大阪の執筆者(ぼくのような)の原稿を使ってきたのですが、4月からすべて東京の原稿を流用するようになりました。
従って、ぼくの出番がなくなったわけです。
これも経費削減の方策です。何でもかんでも一極集中ですね。
試写は、これまで通り行われており、同じペースで観ています。