Category Archive: 映画

7月 18

明日、ABCラジオ『おはようパーソナリティ道上洋三です』に出演します

ちょこっと告知~😁

明日の朝8時ごろ、ABCラジオ『おはようパーソナリティ道上洋三です』で、夏公開の映画についてお話しさせていただきます~😁

道上さんからラブコールが寄せられました~💓(笑)

はて、何の映画を取り上げようかな……?

よっしゃ、アレとアレとアレでいきますわ~👍

7月 08

ロバート・レッドフォードの引退作『さらば愛しきアウトロー』

ロバート・レッドフォード。

『明日に向って撃て』、『スティング』、『大統領の陰謀』、『華麗なるギャツビー』……。

ハリウッドで大きな足跡を残したイケメン俳優です。

一方で、監督として『普通の人々』や『リバー・ランズ・スルー・イット』などの名作を世に放ち、反ハリウッド色を鮮明にするインディペンデント映画のサンダンス映画祭を主催。

アメリカ映画界で実に多彩な活躍をしてきたレッドフォードが12日公開の『さらば愛しきアウトロー』で俳優業を引退します。

御年、81歳。

実在した伝説の銀行強盗犯に扮し、人生の黄昏時をしみじみと感じさせる滋味深い演技を披露しています。

派手さのない渋いクライム映画です。

同じように俳優+監督の二足の草鞋を履く89歳の先輩格クリント・イーストウッドを意識せず、マイペースで監督作を手がけていってほしいです。

映画ファンのための感動サイト「シネルフレ」で、レッドフォードへの想いを込めて本作のレビューを書かせてもらっています。

7月 03

関経連の会誌「経済人」に載りました~(^_-)-☆

関西経済連合会から会誌「経済人」の7月号が送られてきました。

さる4月22日、同連合会の評議員会でお話しさせていただいた『映画のはじまり、みな関西』の講演要旨が写真付きで掲載されてありました~🙆

錚々たる方々が寄稿されている中で、やっぱりぼくだけが「異分子的」~😅(笑)。

この文章、コンパクトに巧くまとめられています。

講演している写真もGood!!

コピーしてあちこちで配りまくろうかな~(^_-)-☆

6月 26

傑作! 心をとろけさせるポーランド映画『COLD WAR あの歌、2つの心』(28日公開)

すごい映画と出会った~❗

28日から公開される『COLD WAR あの歌、2つの心』。

ポーランド映画界の至宝ともいえるパヴェウ・パヴリコフスキ監督の新作です。

3D映画が花盛りの昨今、渋いモノクロ映像で、それも画面アスペクト比が「1:1.33」とほぼ正方形に近いサイズの中で濃密な物語が紡ぎ出されます。

冷戦時代のポーランド。

民族舞踊団の歌姫と舞踊団養成所の指導者(ピアニスト)が、時代の流れに引き裂かれ、再会と別れを繰り返しながらも、決して離れることができない、そんなラブ・ストーリーです。

いや、恋愛映画の範疇では収まりきらないほど深い、深い人間ドラマに仕上がっています。

民族音楽、ジャズ、ダンス・ミュージックに合わせ、2人の絆の強さがしなやかに、かつ躍動的に表現され、独特な閉塞感が絶妙なスパイスになっていました。

揺れ動く切なる気持ちを音楽に託す……、まさに「愛の昇華」を謳った作品ですね。

画風といい、物語の設定といい、成瀬巳喜男監督の代表作『浮雲』(1955年)とよく似ています。

絶対に影響を受けているはず~(^_-)-☆

ぼくがこの監督の才能に惚れ込んだ前作『イーダ』(2014年)以上に心が揺さぶられ、観終わったあと、しばし忘我の状態に陥りました。

これは紛れもなく傑作です~❗❗

本作の公式HP:https://coldwar-movie.jp/

6月 22

骨太な報道メディアの社会派映画『新聞記者』(28日から公開)

日本では、どういうわけか、政治を扱った報道メディアの社会派映画がほとんど作られていません。

アメリカでは、『大統領の陰謀』をはじめ、『ニュースの真相』、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』などいろいろ製作されているというのに……。

そんな中、非常に骨太な映画が28日から公開されます。

その名もズバリ、『新聞記者』(藤井道人監督)。

東京新聞社会部記者、望月衣塑子さんの同名新書を原案にしたオリジナル・ストーリーです。

大学新設計画に関する極秘情報をめぐり、日本人と韓国人の両親を持つ女性記者(シム・ウンギョン)が、元上司の自殺を機に内閣情報調査室の業務に疑問を持ったエリート官僚(松坂桃李)の協力を仰ぎ、真相究明に向けて取材に奔走……。

森友・加計問題やその他諸々の事案を匂わすシーンが随所に散りばめられており、フィクションとはいえ、リアリティー満点。

権力の「闇」を浮かび上がらせ、濃密なサスペンス映画に仕上がっています。

昨今、メディアの有り様が問われていますが、やはり「権力の監視」というジャーナリズムの根幹は永遠に不滅だと改めて実際した次第です~❗

本作の公開記念として今夜、西梅田の毎日オーバルホールで開催されたシンポジウム「官邸権力と報道メディアの現在」を聴きに行きました。

望月さんと元文部科学省事務次官の前川喜平さんが、マスメディアと官邸の裏話を披露したあと、今のメディアは政権に支配されつつあると危機感を募らせてはりました。

そして「この映画が今の政治の現状を如実に反映している。政治にあまり関心を持っていない若い人たちに観てもらいたい」と~❗

それにしても、お2人とも喋りが上手い。

下手な漫才師よりも笑いを取ってはりました~🙆(笑)

最後に、よくぞこんな映画を作ってくれはりました!!

映画のURL : https://shimbunkisha.jp/

5月 06

女優、轟夕起子の特別番組~8日(水)19時~日本テレビ系で

轟夕起子――。

お若い方はご存知ないでしょうね~(笑)。

日本映画の黄金期に活躍された女優さんです。

嫌味のない、愛くるしいお方でした。

ぼくの知り合いの映画史家Yさんがそんな彼女にぞっこん惚れ(ぼくよりも年下?)、何と日本で唯一の轟夕起子の専門研雑誌を発行してはります。

そのYさんからテレビ番組の案内が届きました。

8日(水)午後7時~8時54分、日本テレビ系の特別番組『衝撃のアノ人』で轟夕起子さんが取り上げられるそうです。

Yさんも出演しはるみたい。

これは一見の価値あり!?

4月 29

慰安婦問題にメスを~! ドキュメンタリー映画『主戦場』

「慰安婦問題」―――。

今や口に出すのがタブー視されているような風潮ですが、決して風化させてはいけない問題だと思います。

全く異なる2つの見解。

はて、どちらが正しいのか?

そういう場合、両者の意見にじっくり耳を傾けるしかありませんね。

「ネトウヨ」の脅しにも屈せず、日系アメリカ人のミキ・デザキ監督が3年がかりで撮ったドキュメンタリー映画『主戦場』はそれを愚直なまでに実践しています。

水田水脈、櫻井よしこ、ケント・ギルバート……。

十分なデータに基づく客観的な検証を前にすると、思い込みで都合のいいように主張する彼ら歴史修正主義者たちの論拠がいかに薄っぺらいものかがわかります。

これは人権問題に他なりません。

よくぞこのテーマに斬り込んでくれはりました~👍

非常に刺激的で骨太な作品です。

大阪では十三の第七藝術劇場、京都では京都シネマで、名古屋は名古屋シネマテークで公開中。

その後、各地で順次上映されます。

これは観ておく方がええと思います。

http://www.shusenjo.jp/

4月 22

関西経済連合会で講演~『映画のはじまり、みな関西』

スリランカの哀しみをグッと胸に収め、今日の昼、中之島のホテル「リーガロイヤルNCB」でかつてないほどビッグな講演に臨みました。

関西経済連合会の評議員会で、『映画のはじまり、みな関西』をテーマにお話したのです。

関経連なので、ちょっと忖度して(笑)、演題を『~、みな大阪』から『~、みな関西』に変えました😅

これでも全くノープロブレムです~😁

以前からぼくが発信してきた映画黎明期の〈新事実〉にいたく興味を持っておられたようで、全くツテがないのに、今回の講演依頼と相成りました。

非常に光栄なことで、ありがたいと思うています。

70余人の出席予定者名簿を見ると、大手企業の社長、副社長、会長、相談役らそうそうたるお方ばかり。

会長は、住友電気工業の松本正義会長。

お酒がお好きで、ケルト文化にも興味をお持ちで、話が弾みました。

皆さん、活力があります!

和風のランチをご一緒してから1時間、講演しました。

これまで何度も話してきた内容です。

「ぼくは谷町6丁目生まれの生粋の大阪人で、JR環状線の外に出ると、ジンマシンが出るんです」

この冒頭の言葉でガッツリつかみました(笑)。

やっぱり、笑いが大事です。

講演の最後で、「映画の遺産」をもっと活かしてほしいと訴えました。

それにしても、背広とネクタイ、着慣れていないので、全く似合うてませんわ~😅

4月 15

弁護士の坂和章平さんの新刊『“法廷モノ”名作映画から学ぶ生きた法律と裁判』

映画配給会社の試写室にはいろんな人が来はります。

新聞社の映画担当記者、浜村淳さんに象徴されるタレント、放送、雑誌、ネット系の映画担当者、映画ライター、その他映画業界の関係者……。

そんな中で異色な人がいてはるんです。

坂和章平さん。

この方、弁護士さんです。

本業のかたわら、頻繁に試写室に通い、映画評論を行ってはります。

愛媛県松山生まれの70歳。

大阪大学法学部を出られて、1974年から弁護士活動を続けてはります。

ぼくの兄貴分的なお方です。

これまで約3000本の映画評論を『SHOWHEY シネマルーム』(自費出版)という本にまとめ、なんと42冊も上梓してはるのです!

ほんまにすごいと思います。

その坂和さんが、プロ意識を存分に生かし、このほど『“法廷モノ”名作映画から学ぶ生きた法律と裁判』(定価:本体2000円、発行所:ブイツーソリューション、発売元:星雲社)を出版されました。

『グリーンマイル』『インサイダー』『リンカーン弁護士』『ハンナ・アーレント』『判決、ふたつの希望』『事件』『それでもボクはやっていない』『三度目の殺人』……。

洋画、邦画の法廷モノ映画の中から、“独断”で84本をピックアップ。

それらについて、陪審員、法廷闘争、死刑制度、裁判員制度、弁護士、裁判官、検察官、共謀共同正犯、軍事法廷、有事法制、冤罪、死刑囚国情の違い、アウシュビッツ(ナチス)裁判など大所高所から切り込んでいます。

どれも非常に詳しく説明されています。

さすがプロフェッショナルです!

映画の中で法廷の場面が出ると、グッと引き締まりますよね。

そのエッセンスを坂和さんが見事にすくい上げ、法律と裁判とはなんぞやと踏み込んではるのです。

これは知的好奇心がくすぐられます~(^_-)-☆

4月 12

中島貞夫監督、渾身の本格時代劇~『多十郎殉愛記』(12日から公開)

「伊藤大輔監督の霊に捧ぐ」――。

『多十郎殉愛記』の冒頭に出てくる中島貞夫監督の言葉から、本格時代劇を撮るんだという本気度が伝わってきました。

しかも監督が20年ぶりにメガホンを取った新作とあって、否が応でも期待度が高まります。

幕末の京都、親の借金から逃れるために長州藩を脱藩し、貧乏長屋で暮らす若き浪人、清川多十郎。

高良健吾の何とも精悍な面構えに気圧されました。

凄腕の剣士なのに、今や討幕の想いも失せ、酒に溺れる怠惰な日々が続く……。

それでも眼光鋭く、思わずゾクッとさせられる不気味さを全身からかもし出していました。

そんな多十郎に小料理店の女将おとよが何かと世話を焼くも、すげない素振りをされ、胸を痛めます。

時代劇ではあまり見たことのない前髪がじつにチャーミング。

彼女に扮した多部未華子の愛くるしさに惹きつけられました。

ダメ男に惚れるというどうしようもない〈性〉をそこはかとなく演じ切っていました。

高良とのカップリングは申し分ありません。

ちょっと脱線しますが……。

その小料理店に飾ってあったお多福人形。

2013年に放映された森山未來と尾野真千子共演のNHKドラマ『夫婦善哉』で大阪・ミナミの法善寺横丁のぜんざい屋に鎮座していたものだと看破しました(笑)。

そのドラマは東映京都撮影所で撮影されたので、その後も撮影所に保管されていて、再利用したのでしょう。

こんな発見をするのが結構、楽しい~(^_-)-☆

閑話休題――。

そのうち、ひょんなことから多十郎は、新選組とライバル関係にある佐幕派の見回り組から目をつけられます。

そこへ故郷から勤王の志士になるべく腹違いの弟、数馬がやってくる……。

不穏な空気感をはらませながら、多十郎、おとよ、数馬の三人を絡ませ、一気にクライマックスの大立ち回りへと引き込んでいきます。

それも30分間、延々とチャンバラが続くのです。

気合の入った高良の殺陣。

よほど特訓を積んだに違いありません。

CGはいっさいなし。

すべて肉体で表現していました。

そこに中島監督の美意識を強く感じられます。

何本もの縄で捉えられるシーンは、まさに伊藤大輔監督の代表作『忠治旅日記』(1927年)の有名な場面とそっくり。

一瞬、高良健吾が大河内伝次郎になり代わった、そんな印象を受けました。

冒頭の言葉をきちんと具現化させており、それは伊藤監督への揺るぎないオマージュであるのです。

強いて言えば、殺陣が流麗すぎて、人を殺すことの凄さがあまり伝わってきませんでした。

血と刺殺音を強調させる実録時代劇とは一線を画し、それでいて壮絶なチャンバラを見せたかったのでしょう。

それが中島監督の理想とする時代劇なのかもしれませんね。

題名のごとく、多十郎とおとよの殉愛が哀しくもあり、また美しい。

てっきり原作があるものと思いきや、オリジナル脚本でした。

よけいな情報をそぎ落としており、非常にこなれたコンテンツだと思います。

どのワンシーンからも熱き映画愛がにじみ出ていた~!

久しぶりにホンモノの時代劇を目にし、充足感に浸れました。

どうか後進の映画人がその魂を引き継いでいってほしい。

84歳の中島監督、ほんまにお疲れさまでした。

HP:http://tajurou.official-movie.com/

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